- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県奥出雲町
- 広報紙名 : 広報奥出雲 令和7年10月号
令和7年度奥出雲町戦没者追悼式が9月20日、横田コミュニティセンターで行われました。
式典では、厳かな空気の中で戦没者の御霊に黙祷を捧げ、平和への誓いを新たにしました。
遺族を代表して、岩田年之さん(亀嵩)が「今もなお世界各地で戦闘が続き、世界平和への道のりは遠いということを痛感せざるを得ません。戦争を体験した人も少なくなり、遺族も高齢化の道をたどっていますが、戦争の悲惨さを風化させることなく、貴重な教訓として次世代へ確実につなげていくことが肝要であり責務であると考えます」と追悼の言葉を述べられ、戦争を知る世代の思いを次の世代へつなぎ、平和の大切さを後世に伝え続けたいという願いが込められました。
また、戦後80年を記念し、戦争の記録と教訓を振り返る映像番組が上映され、参加者は平和の尊さを改めて心に刻みました。
戦没者追悼式後には、仁多郡遺族連合会の総会が行われ、県会長表彰を永沼睦子さん(三成)と山内博文さん(八川)、郡会長表彰を川西建次さん(三成)が受けられ、これまで多年にわたる遺族会の活動へのご尽力を讃える拍手が会場に響きました。受賞された皆様は、親族を戦争で亡くし、役員として恩返しの気持ちでできてよかったなどと語られました。
