くらし ぬくもり情報局(2)秋季のツキノワグマに注意!

こんにちは　中山間地域研究センターです。
近ごろ、全国各地でクマに関するニュースが流れ、皆さまも強い関心を持たれているのではないでしょうか。秋季は、登山やキャンプ、紅葉狩りなど行楽のシーズンですが、クマとの遭遇に注意が必要です。

◆クマの出没傾向
秋季のクマは、冬眠に備えてドングリなどの木の実を大量に食べます。クマの人里への出没は、木の実の豊作年には少なく凶作年には増加します。毎年全県で実施している豊凶調査から今年は並作～豊作傾向(速報値)です。
このため、秋季の出没は少ないと予想されますが、より多くの餌を求めて人里へ出没する個体もいます。クマに出会わないために、次のことを心掛けてください。

◆クマと出会わないために
(1)音で知らせよう
クマに人の存在を知らせることが重要です。
きのこ狩りや登山、キャンプなどで山に入るときは、クマとの遭遇を避けるために、必ず鈴やラジオ、フォイッスルなどで、先に人の存在をクマに知らせましょう。
(2)早朝や夕暮れ時には注意
クマは、うす暗いこの時間帯には、餌を探して活発に行動します。山やクリ園などには行かないようにしましょう。
(3)誘引物を管理
クマを人家周辺へ誘引するカキなどの果樹は、早めに収穫するか電気柵で囲いましょう。また、生ゴミや放棄野菜は捨て場を決めて電気柵で囲うか、掘り返されないように土中に深く埋めましょう。

子グマには注意!!
子グマの近くには母グマがいます。絶対に近づいてはいけません。

問合せ：中山間地域研究センター
【電話】76-2025【URL】https://www.pref.shimane.lg.jp/chusankan/