- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県邑南町
- 広報紙名 : 広報おおなん 令和7年7月号
町内の小中学校で勤務していたザイガート・タイラー・オースティンさんとバイナム・アサンティ・サイリメイさんは、外国語指導助手(ALT)の任期を終えます。2人からのメッセージを紹介します。
■邑南町の皆さんへ
▽Ziegert Tyler Austin(タイラーさん)
私は2021年の10月にJETプログラムで邑南町に来ました。最初は1年だけいるつもりでしたが、今は2025年の夏で、もう4年近く住んでいます。美しい自然と優しい人たちに心をひかれて、邑南町を離れたくなくなりました。
このすばらしい町で生活できたこと、そしてたくさんの楽しい経験や出会いがあったことに、とても感謝しています。日本の文化や生活のいろいろな面を体験することができて、とても恵まれていました。たとえば、田植えや稲刈り、節分に地元の家族と一緒に豆まきをしたことなどです。そして、邑南町ならではの体験もたくさんありました。川でハンザケを探したり、やまんば祭や次の日祭に参加したりしました。
ALTの仕事を始める時はとても緊張していましたが、学校の先生方やスタッフの皆さん、そして教育委員会の優しい担当の方々のおかげで、安心して働くことができました。邑南町の明るくて親切な生徒たちに教え、知り合うことができて本当に嬉しかったです。町で生徒達に会って、元気に英語であいさつしてくれるのも、いつも楽しみでした。これからも英語の勉強を頑張ってほしいと思っています。
京都に引っ越して新しい生活を始めることにワクワクしていますが、一方で邑南町を離れるのは寂しいです。ここでたくさんの素敵な思い出ができましたし、またいつか遊びに来たいと思っています。4年間を特別で忘れられないものにしてくれた邑南町の皆さんに、本当にありがとうございました!
■邑南町で出会った友人たちへ
▽Bynum Asauntee Syre Mae(アサンティさん)
私はよく、自分がこんなに優しくて温かい人たちがいる町に来ることができて、本当に幸運だったと思います。到着したその日から、皆さんは私を温かく迎え入れ、受け入れてくれました。この一年、私が体調を崩したときには気遣ってくれたり、困っているときには励ましてくれたり、拙い日本語にも根気よく耳を傾けてくれたり、本当にありがとうございました(>U<)。
皆さんが私を、まるで娘のように、姪のように、お姉さんのように、友達のように、そして地域の一員として接してくれたことを思い出すと、心が温かくなります。アメリカから来て、日本も邑南町も初めてだった私が、決して「よそ者」だと感じることはありませんでした。
瑞穂小学校でみんなと鬼ごっこをしたこと、石見中学校でたくさん一緒に笑ったこと、日貫小学校の家族のような温かさ、市木小学校の元気で明るい雰囲気、石見東小学校の明るく歓迎してくれる空気、ここで過ごしたすべての思い出を、私はずっと大切にします。
楽しい時間を、たくさんの笑顔を、美味しいおやつを、そして何より、皆さんの優しさを、本当にありがとうございました。
この町で過ごした時間に心から感謝しています。皆さんが色々なことを快く教えてくれたおかげで、たくさんのことを学びました。皆さんが自分の暮らしについて教えてくれたこと、そして私のことにも興味を持ってくれたことが、本当に嬉しかったです。
生徒の皆さんへ:英語の勉強を頑張って、世界への好奇心を大切にしてくださいね!
地域の皆さんへ:皆さんの優しさと温かさは、世界がもっと必要としているものだと思います。どうかこれからも、私にしてくれたように、その優しさを他の人たちにも分けてあげてください。
愛をこめて