くらし 議会だより(3)

◆渡部 清光 議員
◇ふるさと納税および企業版ふるさと納税による歳入確保について
(1)他の類似自治体(海士町、竹富町、礼文町、利尻町)と比較し、寄付額・件数・返礼品数が少ない要因と、その改善に向けた今後の取り組みについて伺う。
(2)ふるさと納税制度の活用促進に向けた情報発信・プロモーション体制、及び外部委託などの実施状況と今後の方針を問う。
(3)企業版ふるさと納税について、導入・促進に向けた町の姿勢および体制整備の計画について伺う。
(4)他自治体の先進事例を参考に、西ノ島町としてふるさと納税制度を財源確保の柱とするための戦略的な対応の必要性について、町長の所見を伺う。

(回答 町長)
(1)議員からご指摘のとおり、本町のふるさと納税による寄付額・件数および返礼品数については、同規模で離島という共通点を持つ海士町、竹富町、礼文町、利尻町と比較して、寄附件数、返礼品数の面で見劣りする状況にある。返礼品の数が少ないこと自体が、本質的な要因ではないと考えるが、本町の場合、カニやアワビ、サザエといった生鮮品が寄付額の9割程度を占めており、水揚げ量に左右されやすいことや限られた期間しか配送できていないことは課題として認識している。返礼品の充実に向けては、何よりも提供事業者の方のご協力が不可欠であり、返礼品提供事業者及び返礼品の新規受付を随時行っているので積極的にご相談いただきたい。
(2)本町における情報発信は、主にポータルサイトの掲載、町広報やホームページでの紹介を行っているところであるが、SNSや動画などデジタル媒体を活用したプロモーションという点が十分ではないと認識している。議員もご承知のとおり、今年度からふるさと納税に関してはポータルサイトの運営や一連の事務処理などについて、地元の民間企業に委託しており、新規返礼品の開拓やデジタル媒体を活用したプロモーションの検討を既に始めている。今後は、委託事業者と連携し、返礼品の美味しい食べ方や地元事業者の魅力や生産背景を「ストーリー」として発信し、寄附者とのつながりを意識した訴求を強化したい。
(3)企業版ふるさと納税は、地域課題の解決に向けた地方創生事業に企業が寄附という形で参画できる仕組みであり、地域政策の財源確保策の一つと捉えている。本町においては、これまで活用実績はないが、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の改定に併せ、本定例会で提案した条例の整備などを進め、今年8月下旬には地域再生計画の認定を受け、企業版ふるさと納税の受入体制が整うものと見込んでいる。ふるさと納税業務を委託している事業者は町の企業誘致活動にも携わった実績もあり、町外企業とのマッチング支援などにも積極的に関わっていただけるものと期待をしている。町においても制度の周知や企業向けパンフレット等の整備、PRに努め、離島振興、一次産業支援、空き家活用など、町の施策と親和性の高い分野を中心に、企業に関心を持っていただけるよう呼びかけていく。
(4)ふるさと納税制度は、一時的な財源確保手段にとどまらず、「町のファンづくり」や「地域経済の循環」につながる仕組みであるというふうに捉えている。本町においても、自然、食文化、暮らしの知恵といった「島らしい価値」を再発見し、それを都市部の寄附者へ届けることが必要だと考えている。ふるさと納税を「地域の思いと外の支援をつなぐ対話の手段」と捉え、発信力・返礼品の質を高め、町の未来を支える要素として位置づけて、本制度を財政基盤の多様化と地方創生の要として活用していく方針である。

◆﨑津 惠吉 議員
◇人事評価制度について
役場職員の人事評価は、能力評価、業務評価、目標以外の業務への取り組み状況等について行われている。
人事評価を充実させるには、職員の能力評価、業務評価、自己申告、そして評価者の適切な取り組みが重要である。このような仕組みを整えることで、職員が成長し、組織全体の活力が向上すると考える。そこで役場職員の人事評価制度について、どのように考えているか町長に伺う。

(回答 町長)
本町においては、平成28年度から、国や県の制度を参考に職員の人材育成、組織の活性化を図ることを目的として人事評価制度を導入しており、今年度が10年目となる。制度運用については、職員の多面的な成長を促すよう能力評価と業務評価、目的以外の業務への取組状況といった、3つの評価項目で評価を実施しているところである。毎年度初めに評価を受ける職員が、評価をする上司と業務内容を確認しながら目標設定をし、期末に本人からの自己申告と取組結果を確認して評価者が評価を行い、当該職員へ評価や助言を伝える形で行われている。こうした人事評価制度は、今後も職員の人材育成や更なる組織の活性化につながるよう、引き続き運用していく所存である。

◆町議会6月定例会の概要
6月19日(木)
◇本会議 ※傍聴者2名
・町長諸般の報告並びに提案理由説明
・議長諸般の報告
・議案説明(報告案件3件、承認2件、議案12案件)
・質疑・討論・表決(2件承認)
・常任委員会による審査

6月20日(金)
◇本会議 ※傍聴者2名
・常任委員会審査報告
・質疑・討論・表決(12件全て原案どおり可決)
・閉会中の継続調査等の申出(了承)
※議決の一覧は西ノ島町ホームページをご覧ください。


西ノ島町議会 広報調査特別委員会