- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県岡山市
- 広報紙名 : 市民のひろばおかやま 2026年1月号 No.1480
■すい臓がんの早期発見で命を守る
岡山市医師会
すい臓がんは、がんの中でも最も治りにくいがんの一つとされており、全国的にも岡山市でも死亡者が増加しています。治りにくい理由は、早期発見が難しく、症状が出た時にはすでに進行していることが多いからです。しかし、早期に見つかれば治療できる可能性は大きく広がります。1センチ未満の小さなすい臓がんであれば、5年生存率は80%以上というデータもありますが、このような小さなすい臓がんはほとんど症状がありません。
もともと、すい臓がんの5年生存率は10%程度ですが、広島県尾道市では約20年前からすい臓がん早期発見の取り組みを始め、5年生存率を全国平均の約2倍となる約20%以上に向上させることに成功しました。この実績ある取り組みが岡山市内でも始まっています。この取り組みは、岡山大学病院、かかりつけ医、市内の基幹病院が連携して、すい臓がんの危険因子を持っている方を対象に、必要な検査を積極的に行い、早期発見・早期治療に結びつける仕組みです。
次のような方はすい臓がんになりやすいことが分かっています。「家族にすい臓がんになった人がいる」、「糖尿病を発症した、あるいは悪化した」、「タバコを吸う、お酒をたくさん飲む」。これらの危険因子を複数お持ちの方は、ぜひかかりつけ医で相談してみてください。かかりつけ医の検査で異常が見つかった場合は、基幹病院と連携して詳しい検査を行います。こうした取り組みを通じたがんの早期発見が、あなたの大切な命を守ります。
