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■「RSウイルス感染症」について知っていますか?
岡山市医師会

「RSウイルス感染症」は1歳になるまでに半分以上、2~3歳までにほとんど全員がかかり、生涯再感染を繰り返すといわれている呼吸器感染症です。幼児以降の再感染時は鼻かぜ程度の症状で終わることもありますが、赤ちゃんがかかると、呼吸が苦しくなる重い症状(細気管支炎や肺炎など)になることがあり、注意が必要です。
毎年寒い時期によく流行していましたが、最近では8月末ごろから流行が始まり、一年中見られるようになっています。
RSウイルスに特効薬はありません。もちろん抗生物質も効きません。治療は対症療法のみです。
主な感染経路は飛沫感染や接触感染です。予防には他の感染症と同様、咳エチケット、手洗い、うがいが大切です。
重症化を防ぐため、早産や心臓の病気を持つ赤ちゃんには、抗体製剤の注射が行われています。最近では、妊婦さんが接種すると、その抗体が赤ちゃんに届き、生まれた後の赤ちゃんを守ってくれるワクチンも使えるようになりました。
また、小さい子どもだけでなく、呼吸器の病気のある高齢者にも重症肺炎を起こすといわれており、注意が必要です。妊婦さんだけでなく、60歳以上の高齢者や、50歳以上で呼吸器の病気がある人にも使えるワクチンがあります。ぜひ、かかりつけ医にご相談ください。