- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県岡山市
- 広報紙名 : 市民のひろばおかやま 2025年10月号 No.1477
■デジタル機器との付き合い方
岡山市医師会
近年、私たちの生活でスマートフォンは欠かせないものとなっています。そのほかパソコン、タブレット端末、携帯ゲーム機など身の回りにはデジタル機器があふれています。
確かにデジタル機器は便利ですが、目にとっては大きな負担になります。
具体的には、近視が進行する可能性・瞬きが減ることによるドライアイ・眼精疲労・急に発症する内斜視などの影響が指摘されています。
そこでデジタル機器の視聴を含む近くを見る作業をするときには
(1)目と端末の画面との距離を30cm以上離しましょう。(子どもは大人より手が短いので、どうしても画面が近くなりがちです)
(2)30分に1回は、30秒以上画面から目を離して、遠くを見るなどして目を休めましょう。
(3)物がダブって見えるなど、見え方の異常を感じたら早めに眼科を受診しましょう。(5歳未満のお子さんは斜視になっても異常を訴えることがありません。2歳まではデジタル機器の使用を控えることをお勧めします)
なお、デジタル機器から発せられるブルーライトが目の病気を引き起こすという科学的な根拠はありませんが、夜遅くまで使用していると体内リズムを乱すなどの悪影響が出ることがあります。
以上のことに気を付けてデジタル機器と上手に付き合いましょう。