くらし まちの話題 令和7年度倉敷市文化章

市民や市にゆかりの深い人を対象に、文化の向上と発展に関する功績をたたえるもので、今年度は日本郷土玩具館館長の大賀紀美子さんに贈呈しました。

大賀さんは、伝統的な蔵を改装して開館した日本郷土玩具館館長として、長年にわたって郷土文化の保存と伝承に努められるとともに、平成22年から令和5年まで倉敷伝建地区をまもり育てる会会長として、美観地区の歴史ある町並みと生活文化を守り支えることで、景観保存と持続可能なまちづくりに多大な貢献をされています。

■大賀紀美子さん
このような栄えある倉敷市文化章を賜り、誠にありがとうございます。
日本郷土玩具館の開館以来、玩具一つ一つに込められた思いに心を奪われ、郷土玩具の収集を続けてまいりました。
「倉敷伝建地区をまもり育てる会」の活動では、先人が残したこの美しい町並みを、自分たちの手で次世代へ引き継がなければならないという強い思いのもと、景観・暮らし・商いの調和を目指しました。また、伝統的建造物群保存地区のルールやマナーをまとめたガイドブック「くらしき伝建地区の未来へ」の発行は大きな取り組みとなりました。
このたびの受章を契機に、地域文化の継承の重要性をあらためて自覚いたしました。今後も古き良き伝統を生かし、倉敷らしいまちづくりに尽力してまいります。
(受章者あいさつより)

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