くらし [コラム]消費のアドバイス(第104回)

◆慌てないで!災害後に増える住宅修理のトラブル

◇相談事例
突然事業者が来訪し「お宅の屋根瓦がずれているのが見えた。地震の影響かもしれない。3千円で点検する」と言われ、地震の後で影響が心配だったので依頼した。翌日点検してもらったところ、屋根瓦の写真を見せられ「放置すると雨漏りがして大変なことになる」と屋根工事をすすめられ、約60万円で契約した。しかし、慌てて高額な契約をしたことに不安を抱いたので解約したい。(80歳代)

◇アドバイス
台風や大雨、大雪、地震などの自然災害が毎年のように全国各地で起きています。自然災害の発生後は、災害に便乗した悪質商法のトラブルが多くなる傾向があります。
・「今直さないと大変なことになる」などと不安をあおり、契約をせかす手口がみられます。
・工事の必要性、工期や費用が適正なのか、すぐに判断するのは難しいため、その場では契約せず、複数の事業者から見積もりを取って検討しましょう。不要な場合はきっぱりと断りましょう。
・事業者からの訪問や電話勧誘を受けて契約した場合、クーリング・オフできる可能性があります。
・困ったときは、消費生活センターなどにご相談ください。

赤磐市消費生活センター【電話】955-4783(平日午前9時~午後4時)
消費者ホットライン【電話】188(土日祝もつながります)

問合せ:くらし安全課