- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県鏡野町
- 広報紙名 : 広報かがみの 2025年12月号
■「読書」の大切さ
私は今年度、教員六年目になりました。
毎年どの学校でも取り組むのが学力・学習状況調査です。その結果分析で毎回話題になるのは、読解力や文章を書く力・語彙力に課題があることです。
そこで、今年度は読書活動を大切にした学級経営を心がけています。
まず、私は教室に多くの本を置くことから始めました。本棚には幅広いジャンルの本をそろえ、子どもたちが気軽に手に取れるようにしています。例えば、授業で扱った作者の他の本や教科書に載っている本など学習に関する本や、子どもたちの好きな絵本などです。
さらに、季節の本も多く取り入れています。おもしろい本や、好きなシリーズの本だけではなく、自分の生活に生かせる本を読んでほしいという願いを込めています。
また、読むきっかけを作るために、子どもたちが読んだ本の中からおすすめしたい本を紹介する時間を設けています。これによって子どもたちは本と出会う楽しさを知ることができています。新たな本と出会うことで、様々な種類の情報や知識を得ることができ、自分の知見を広げることができます。
そして、本から得た言葉を使うことで語彙力が上がり、自分で表現する力を高めることにつながると考えています。
読書を通じて多くのことを学び経験することは、子どもたちの人間形成にとって非常に大切です。子どもたちが興味をもち、楽しみながら読書を続けられる環境を整えることは、私の学級経営の大きな柱の一つです。今後も、多くの本との出会いを通じて、子どもたちが豊かに成長していくよう努めていきます。
鏡野町生徒指導推進連絡協議会
南小学校 川野 芙実
