文化 安芸高田歴史紀行

■[番外編]2025年度 毛利輝元没後400年 記念事業を振り返る
「毛利元就の孫」という印象のみが強い輝元でしたが、昨年は初めて本格的に輝元をテーマとした事業を展開しました。各企画には市内外の皆さんからたくさんの好評を頂き、「元就から受け継いだ毛利氏を江戸時代まで残したのは輝元」ということを広く発信できました。
歴史民俗博物館 副館長 秋本 哲治

◇トークと漫画で幕を開けた没後400年
2025年6月1日(日)
・毛利輝元トークフェス2025(参加者120人)
・漫画「毛利輝元」発売
専門家や関係者によるトークを通じて、毛利輝元の人物像や時代背景を分かりやすく紹介。さらに、漫画「毛利輝元」を発売しました。親しみやすい表現で輝元の生涯を描き、子どもや若い世代にも歴史を身近に感じてもらうきっかけとなりました。

◇毛利輝元に関する研究の最前線
2025年7月~9月
・毛利輝元公開講座[計3回開催](参加者計271人)

◇輝元の歩みをたどる企画展
月の入館者数が市制施行後初の2,000人突破!
2025年10月31日(金)~12月8日(月)
・歴史民俗博物館企画展「毛利輝元の原点」(入館者2,565人)
重要文化財13点を含む輝元関係資料を展示し、毛利輝元の原点となる吉田時代に焦点を当て、人物像をより深く知ることができる企画展を開催。輝元がどのような環境で育ち、どのようにして毛利家を担う存在となっていったのかを紹介しました。来館者からは「人物像がより身近に感じられた」「輝元の生き方を改めて考えるきっかけになった」などの声が聞かれました。

◇歩いて知る、毛利輝元と郡山城
2025年11月9日(日)、30日(日)
・郡山城ガイドツアー「毛利輝元編」(参加者計35人)

◇多角的に迫る、毛利輝元の実像
2025年11月16日(日)
・毛利輝元シンポジウムI「史料からみる輝元」(参加者179人)
パネリスト:秋山伸隆さん、光成準治さん
当時の史料を基に、元就の後見をうけた若き日の輝元や、当主として自立していった輝元の実像を解説していただきました。これまでの消極的なイメージを見直し、輝元を再評価する内容となりました。

2025年12月7日(日)
・毛利輝元シンポジウムII
「城から見る輝元」(参加者180人)
パネリスト:千田嘉博さん、和田剛さん
郡山城の構造を、当時の全国的な戦国期山城の状況から解説し、史跡としての価値を評価。また、織田氏との抗争時の輝元方の山城の構造を分類し、考察していただきました。

■関連解説動画を作成しました
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◇毛利輝元没後400年企画
(前編)人物像に迫る
(中編)語り継がれる輝元の姿
(後編)郡山城を巡る