- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県安芸高田市
- 広報紙名 : 広報あきたかた 令和7年6月号
2021年の豪雨災害が記憶に新しい方も多いと思いますが、気を付けるべきは河川の氾濫だけではありません。
「いつか来る」と言われている南海トラフ地震。
どこか他人ごとのように感じて、「安芸高田市は大丈夫」と思っていませんか?
でも実際に地震が起きれば、私たちの地域も決して無関係ではいられないのです。
国の想定では、震度5~6の強い揺れがこの地域を襲うとされています。
建物の倒壊、土砂崩れによる集落の孤立、道路の寸断、物流の停止
こうした被害が、私たちのすぐそばで起こるかもしれません。
■[スマホで]まずは、すぐにできることから!災害情報を確実に受け取りましょう
◇LINEまたはメールの登録
・安芸高田市公式LINE
災害時には避難指示、避難所開設の案内などを通知します。
(1)LINEを起動し、「広島県安芸高田市」を検索、または二次元バーコードを読み取る。
(2)公式アカウントの「広島県安芸高田市」が出てくるので、「追加」をタップ。
◇防災情報メール
住んでいる地域が、避難が必要な状況になったときにメールが届きます。
※近所や職場にいる外国人の方に教えてあげてください!外国人向け防災情報メールの登録ができ、11言語でメールが配信されます。
◇避難所の混雑情報
広島県防災Webから確認できます。
◇河川の水位
国土交通省の川の防災情報から確認できます。
※市の公式LINEとホームページからアクセスできます。
■その時、後悔しないために
2021年の豪雨災害で被災された方々からは、[もっと準備しておけばよかった…。]という後悔の声が多く聞かれました。
万が一のときに同じ思いをしないためにも、今のうちにできる備えを始めておきましょう。
◇情報収集
もっと真剣に防災情報をキャッチする方法を考えておけば、避難に関する大事な情報を見逃すことはなかった。
➡普段から防災アプリや気象情報をチェックしていれば、適切なタイミングで避難できた。
◇避難のタイミングや場所
どのタイミングで、どこへ避難するか決めていなかったため、避難が遅れてしまった。
➡家族とハザードマップを確認して、事前に避難のタイミングや避難先を話し合っておけば、迷わずに行動できた。
◇備蓄食料
雨がひどくなって買い物に行けず、食料が不足してしまった。
➡日持ちする食品や飲み水を備蓄しておけば、数日間は安心して過ごせた。
◇田畑や河川
大雨の中、田畑や川の様子を見に行って危うく流されそうになった。
➡どんなに心配でも、危険な場所には近づかないと決めておけばよかった。
◇床上浸水
1階に置いていた大事な物が水に漬かってしまった。
➡大切なものを2階以上に保管しておけば、被害を防げた可能性がある。
◇赤ちゃん
赤ちゃん用品や常用薬を持って避難していなかったので困った。
➡必要な育児用品や薬もリスト化し、普段から非常持出袋に入れておけばよかった。
◇非常時の連絡先
電話がつながらず、家族の安否確認ができなかった。
➡災害用伝言ダイヤルやSNSなど、複数の連絡手段を決めておけば、不安を減らせた。
◇ペット
ペットと一緒に避難したが、避難所にはペットフードが用意されていなかったので困った。
➡ペットフードやリードなどを非常持出袋に準備しておけば、安心して避難できた。
■さらにご自宅の耐震化も検討してみてください
1981(昭和56)年以前に建築された建物は、建築基準法に定める耐震基準が強化される前の「旧耐震基準」によって建築され、耐震性が不十分なものが多く存在します。過去の地震で倒壊した建物の多くは、この「旧耐震基準」で建てられたものです。大地震に備えて、ご自宅の耐震性・耐震化について確認・検討してみてはいかがでしょうか。
本市では、「木造住宅耐震診断改修補助」の制度を設けています。この制度については管理課住宅係(【電話・お太助フォン】47-1201)へ問い合わせてください。
問合せ:危機管理課 防災・生活安全係
【電話・お太助フォン】42-5625