- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県江田島市
- 広報紙名 : 広報えたじま 第257号(令和8年3月号)
「つむぐ通信」では、地域おこし協力隊員が、月替わりで活動内容やイベントなどのお知らせ、地域おこしに関する企画や提案を紹介していきます。
■江田島市地域おこし協力隊
国際交流支援員:大方芳恵
観光事業総合プランナー:山田京子
オリーブブランドクリエーター:鉄増千夏
里海コーディネーター:向井綾香
facebookで情報を発信しています
HP検索:江田島市地域おこし協力隊
■今月は大方芳恵さん
こんにちは。地域おこし協力隊国際交流支援員の大方芳恵です。2025年度の活動についてご報告いたします。
今年度は、「国際交流をより身近に感じていただくこと」を目標に取り組んできました。市民の皆さんの身近な場所で、外国人市民と日本人市民が自然に関わり合える地域づくりを目指し、異文化理解の啓発活動と交流の場づくりに力を注いでまいりました。
▽セミナーによる啓発活動
多文化共生や異文化理解をテーマとしたセミナーを開催しました。地域団体へのアウトリーチを大切にし、ロータリークラブや人権関連研修のほか、高齢者サロンや認知症カフェ、百歳体操の会場などにも伺いました。自身の海外体験を交えながら、「地域で外国人市民とともに暮らすこと」について、市民の皆さんと共に考える機会を重ねました。
▽次世代への取り組み
こどもたちを対象に、英語や異文化に親しむ教室を年間を通して開催しました。小学校の授業や図書館、児童クラブでも異文化プログラムを実施し、回を重ねるごとに参加者も増え、にぎやかな活動となりました。楽しみながら異文化に触れる体験を通して、地域の未来を担うこどもたちが多様性を自然に受け入れる感性を育んでくれることを願っています。
▽外国にルーツのあるこどもたちへの支援
外国にルーツのあるこどもや保護者への支援にも力を入れました。日本語クラブ教室と連携し、学習支援や交流会を実施。日本語学習の場を「相談もできる交流の場」と位置づけ、浴衣体験やキャリア教育、地域イベントなど、さまざまな体験の機会を設けました。
こどもたちが日本で安心して将来を描き、母国を離れていても自分らしく成長していける環境づくりを大切にしていきたいと思います。
▽地域イベントの参加
地域行事やイベントにも数多く関わらせていただきました。運動会やフェスタ、国際交流イベントなどで外国人市民の参加を呼びかけ、ステージ発表や食文化紹介などを行いました。外国人市民が「お客様」ではなく「地域の一員」として地域行事に参加する機会が増え、自然な交流が広がっています。
最後の大きなイベントは2月15日鹿川文化交流フェスタとの合同で「世界の食卓」と題した異文化交流会を開きました。インドネシア、ザンビア、バングラデシュ、フィリピン出身の皆さんのご協力により、彩り豊かな食卓が実現しました。大きな食卓(ブッフェ卓)を囲んで、1歳から92歳まで200名近い人が参加。料理紹介を聞き、おしゃべりを楽しみ、音楽ライブやじゃんけんで盛り上がる、賑やかで家族的な雰囲気の会となりました。
最後に、各国で大切にされている年長者への挨拶の作法を教えていただき、最年長の参加者へ敬意を表す場面もありました。腰を落とし、ひざまずき、やさしく手を握って敬意を示す美しい姿の彼らに、尊敬の念をいだき、やさしく丁寧に生きないといけないなぁと私自身、反省しました。
地域おこし協力隊としての任期は終了しますが、これからも江田島市で、今まで行ってきた活動を続けていきたいと思っています。移住当初からの夢であった、梁のある古民家での島暮らしも始まり、家族で江田島生活を楽しんでいます。今後ともどうぞよろしくお願いします。
