くらし 新年のごあいさつ
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- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県和木町
- 広報紙名 : 広報わき 令和8年1月号 No.634
◆町民の皆さま方には、大きな希望に満ちた輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます
和木町長 坂本啓三
明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、令和8年の新春を健やかにお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。旧年中は、町政の推進に対しまして、深いご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。
私は、町民の皆さまをはじめ、各方面から温かいご支援をいただき、昨年9月19日から和木町長に就任いたしました。就任から三箇月半の濃密な時間が経ちましたが、この間、33年間の行政経験を活かし、スピード感を持って各種の課題や選挙公約の達成に挑戦し、その成果を上げてまいりました。
就任直後の9月議会定例会においては、選挙公約の一つである「町長報酬の5%削減」を実現しました。削減した報酬を原資として、今後、町民の皆さまの暮らしに直結する分野に活用してまいります。
また、時を同じくして「学校給食センターの建設予定地を関ヶ浜地区に決定」という大きな決断を下したことで、令和12年度の運用開始に向けて事業が大きく前進することになり、町民の皆さまのご期待に応えることができました。
さらに、「私自らが、皆さまのもとへ積極的に出向き、ご意見をしっかりお聞きすることで、町政に反映させる」ことを目的とし、11月には町内四箇所で『出前町長室』を開催しました。町政に対する叱咤激励やご提案、そしてお褒めの言葉まで、実に様々で、率直な声をお聞きすることができ、大変有意義な機会となりました。「またぜひ開催していただきたい」との好評のお声もいただいております。今後は頂戴したご意見等を集約し、何らかの形で町民の皆さまに結果をお返ししたいと考えております。
加えて、自治会連合会、老人クラブ連合会、文化協会、その他多くの団体代表者の皆さまとの懇談会を設け、コミュニケーションも図りました。この試みにより、多くの団体で「会員の高齢化や後継者不足」という共通の課題を抱えていることを認識することができました。
今、和木町政は急激な人口減少、人件費や建設物価の高騰をはじめとした様々な要因により、これまでにない困難な時期を迎えております。しかし、町長としてリーダーシップを発揮しながら、町職員との絆をこれまで以上に深め、前例や慣習を打破し、柔軟でスピード感があり、町民の皆さまに信頼される行政運営により、混迷の時代を乗り越えてまいります。そして、和木町をもう一度元気に、希望あふれる町に変えてまいります。さらには、お約束している「和木町みらい会議の創設」や「和木町役場の組織改革」を通じて、町民の皆さまが中心のまちづくりをめざします。
私のいる町長室は町民の皆さまに対して、いつでも開いております。ご意見やご要望がある場合は、ぜひお越しください。私自らがお話を聞かせていただきます。
それでは本年が、皆さまにとりまして、ご健康で幸多き素晴らしい年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
◆Reborn 和木町(未来に向けて「リボーン」再生・未来への「リボン」繋がる町づくり)
和木町議会議長 兼本信昌
新年明けましておめでとうございます。町民の皆さまには、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申しあげます。旧年中は私たち議会に対し、深いご理解と温かいご協力をいただき誠にありがとうございます。今年も住民福祉のために、精一杯頑張ってまいります。
昨年の世界と国内情勢は大きく動きました。アメリカはトランプ政権が「米国第一主義」で関税を強化し、世界で貿易摩擦が激化しました。ウクライナや中東情勢は依然として緊張が続き、私たち日本人には想像のつかない状態になっています。地球温暖化は進み続き、既にパリ協定の実効性は絶望的で、ドラスティックな改善が必要です。国内では憲政史上初の女性総理が誕生しましたが、政治は自民党の単独政権から多党政治に変化し、混沌とした情勢になっています。今年こそ、少しでも世界・国内が良い方向に行くことを願っています。
さて、標題にあげた「Reborn 和木町」ですが、現在の和木町は豊かな財政を背景にしたかつての和木町ではありません。公共施設や上下水道、蜂ヶ峯公園や各種制度など様々な分野で「金属疲労」が発生しています。今こそ未来に向けて「Reborn」生まれ変わる新しい町づくりが必要です。そのヒントになるのが、「リボン」で繋がる町づくりです。
再生とは、新しい建物を大規模に建設するのではなく、今ある物を活かし、低コストでスピーディに新たな価値や事業を生み出すことです。既存の地域資源(空家・公共空間等)を有効活用し、地域を生まれ変わらせるのです。そのためには多世代交流拠点の整備により、「リボン」で繋がるコミュニティの再生が大事になります。若者や子育て世代が定住したくなるような、魅力的な町づくりが必要です。今年が、和木町を未来に向けて「Reborn」させるスタートの年になるよう、ぜひ皆さんで一緒に考えていきましょう。
私たち議会も「議会基本条例」に従い、議会の役割と責務をしっかり自覚し、議員としてより一層の資質の向上に努めて参りますので、本年も議会に対し、引続きの温かいご支援をお願いします。
結びに、本年が皆さまにとりまして幸せで実り多く、大いなる飛躍の年となりますことを心よりお祈りし、新年のご挨拶といたします。
◆人間万事塞翁が馬
和木町教育長 重岡良典
明けましておめでとうございます
皆さまには、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、今年は「午(うま)年」です。12年前に教育長に就任した時も「午年」でしたので、あっという間に12年が過ぎたことになります。
午(馬)が入った故事成語やことわざは多くあります。その中の、「人間万事塞翁が馬」という言葉を、私の父は口癖のように言っていました。その姿が脳裏に浮かんできます。和木小学校長退職前の教職最後の学校だよりにも、この「塞翁が馬」の話を載せたことを思い出します。
この故事は、よく知られているのでご存知のことと思います(馬耳東風と聞き流さないで読んでください)。
〜人間万事塞翁が馬〜
中国の国境の城塞に、翁(老人)が住んでいた。あるとき彼の飼っていた馬が胡の国へ逃げてしまい、皆が慰めたが、老人はそれを幸運の訪れと予言し、そのとおり、後にその馬は胡国からりっぱな馬を連れて帰ってきた。皆が祝福すると、老人はこれを不運の兆しだという。実際、その後、老人の子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまう。そこで、皆が慰めると、今度は、これが幸運のしるしだという。息子はそのけがのために、出征せずに無事であった。
この話は、中国の古い書物『淮南子(えなんじ)』に書かれているものです。「城塞に住む老人の馬がもたらした運命は、福から禍へと、また、禍から福へと人生に変化をもたらした。まったく禍福というものは予測できないものである」ということです。人間はいつ不幸になり、いつ幸福になるかわかりません。人生はなかなか予測できないものであり、思い通りにはいかないものです。
今日、経済やビジネス、個人のキャリアに至るまで、ありとあらゆるものが複雑さを増しています。教育においても先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態にあります。今まで「常識」だと思っていたものが「非常識」に、「非常識」だと思っていたものがこの先の「常識」になっていくかもしれません。
「塞翁が馬」という戒めの言葉を噛みしめながら、「緑の風薫る文化のまち」の実現をめざした教育行政を進め、各種の事業を最後までやり抜く所存です。皆さま方のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
結びに、本年が皆さまにとりまして、明るく希望に満ちた実り多い年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
