くらし 『はたちの20冊』柔道家・角田夏実さん 特別授業

わたしが金メダルをとるまで～これまでの読書歴と柔道について～

町は読書文化の普及と啓発を目的として、一般財団法人出版文化産業振興財団の『はたちの20冊』事業に参加しています。
11月10日(月)に田布施中学校体育館で『はたちの20冊』の令和7年度の選者である2024年パリオリンピック女子柔道48キロ級金メダリストの角田夏実さんを講師に迎え特別授業を開催し、中学校全校生徒および保護者、関係者など約400人が参加しました。
講演では、柔道を続けてきたが決して順調な歩みではない中、途中で全てをかけて階級変更をされた後に頂点を目指した話や、不安を消すためにはあらゆる事を考えて取組むことなど、目標を目指すときの向き合い方を話されました。
また、おすすめの本が7冊紹介され、『同じ本でも繰り返し読んでみると違った感想を持つことができる』など読書の大切さについて話されました。現在、田布施図書館でおすすめの7冊の紹介コーナーを設けています。
講演後の柔道実技では、柔道部員へ練習や技のかけ方などのアドバイスが行われ、角田さんの代名詞ともいえる『巴(ともえ)投げ』も披露されました。特別授業の最後に、生徒は様々な質問に対して真剣に答えてもらうことができ、熱心に聞き入っていました。質問への回答中に角田さんが会場を回り、全生徒に2024年パリオリンピックの本物の金メダルが披露されると、身近で見る本物の金メダルに会場は大いに盛り上がりました。