くらし 町長コラム 打てば響く

■ワーク?ジョブ?
選挙の関係でしばらく「町長コラム」をお休みしていましたが、今月から再開させていただきます。

最近読んだ本「病院が地域をデザインする」(クロスメディア・パブリッシング発行、梶原崇弘(かじはらたかひろ)著)の中でなるほどな、と思ったことがあります。
今、どの業界でも働き方改革、働かせ方改革が求められていますが、比較的年齢が高い人が多い経営者側と、そうでない若い世代が多い労働者側との「仕事」に対する考え方が根本的に違っていることをしっかり認識することが必要のようです。
「仕事」とは何か。著書によれば、「仕事」を英語で言うとワーク(work)やジョブ(job)となりますが、一般的にワークは、『広い意味での仕事』、ジョブは、『対価や報酬を得ることを目的とした仕事』ということになるそうです。
そして、若い人たち、特に、ゆとり世代、Z世代と言われる人たちの多くが「仕事」をジョブとして捉えており、『あくまでも自分の暮らしや生き方を実現するために収入を得る手段』と割り切っている人が増えているそうです。
「仕事」の中に生き甲斐を見つけたり、人々のために、或いは社会に貢献するために仕事に励むといった考え方は今の時代、古いのかもしれませんし、しっかりと切り替えなければ働き方改革、働かせ方改革は出来ないのかもしれません。
少し寂しい気もしますが。