- 発行日 :
- 自治体名 : 徳島県吉野川市
- 広報紙名 : 広報よしのがわ 2025年10月号 Vol.253
下水道事業会計は、(1)収益的収支と、(2)資本的収支の2本立てで成り立っています。
(1)収益的収支(消費税抜き)
収益的収支では、家庭から出た汚水を処理してきれいにしたり下水道管を維持管理したりするための費用と、その財源にあたる下水道使用料や補助金などの収益を経理しています。
令和6年度末の下水道接続戸数は8,057戸、水洗化人口は1万7,107人、浄化槽汚泥等を含む年間汚水処理水量は298万7,577立方メートルでした。
令和6年度の純損益は1,912万円の黒字となっていますが、他会計や公費で負担すべき事業費に対する収益を除いたときの経費回収率は63.61%となっており、一般会計からの補助金に大きく依存している状況です。

(2)資本的収支(消費税込み)
資本的収支では、下水道施設を建設したり改良したりするための支出と、その財源にあたる補助金や企業債などの収入を経理しています。支出に対して不足する額は、内部留保資金(減価償却費などの現金の支出を伴わない費用で、企業内部に残っている資金)で補てんしました。

▽令和6年度に行った主な工事
・公共下水道第1工区工事
・反応槽改築工事(鴨島中央浄化センター)
・農業集落排水管布設替第1工区工事(神後地区)
近年、人口減少に伴う下水道使用料収入の減少や施設の老朽化、さらに物価高騰などの影響を受け、下水道事業を取り巻く経営環境はますます厳しさを増しています。こうした状況の中でも、将来にわたり安定的で持続可能な下水道サービスを提供できるよう、経費の節減や経営の効率化に積極的に取り組んでいきます。
問い合わせ:下水道課
【電話】22-2258【FAX】22-2254
