子育て お元気ですか?阿波病院です。

「子どもの睡眠について」
阿波病院小児科 佐藤登(さとうのぼる)
子どもに必要な睡眠時間をご存じでしょうか。
成長期の子どもに必要な睡眠時間は、1~2歳児は11~14時間、3~5歳児は10~13時間、小学生は9~13時間、中高生は8~10時間とされています。
睡眠は心身を休養させ、脳や体を成長させる働きがあります。そのため、睡眠不足はさまざまな悪影響をもたらします。たとえば、身体的には、特に10歳以下の男児では肥満のリスク増加との関連が言われております。また、精神的な健康を育むためにも睡眠不足は回避すべきといわれております。そのほか、年齢の高い青少年では、記憶、知能、学業の成績に影響することや、スポーツの技術向上にまで広く影響していると考えられています。
子どもの生活目標の一つとして「早寝・早起き・朝ごはん」という言葉があります。しかし、夜型の生活になると、睡眠不足になり、朝起きることができずに朝食を食べずに登校し、授業中は眠気が強く、集中できずにイライラが増したり、学習能力の低下を招いたりします。
夜型の生活になると、夕食が遅くなったり、夜食を取りがちになり、結果として朝食を抜きがちになったりします。また、夜にスマホやテレビに触れる時間が長くなると、睡眠を調節するホルモンであるメラトニンの分泌を抑制して脳を興奮させます。その結果、夜間の明るい環境の下で夜型の生活にどっぷり浸かるようになったりします。
朝は朝日を浴びて、昼間は十分に活動的に過ごせば、夜は早い時間帯に眠気がきて、十分な睡眠時間が確保できるようになると思います。良い睡眠のサイクルを続けると健やかな心身の発達に結びつくのではないでしょうか。子どものことで、お心当たりのことがありましたら、現在の環境についてお考えいただければ幸いです。

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