- 発行日 :
- 自治体名 : 徳島県美波町
- 広報紙名 : 広報みなみ 2025年12月号
美波町の各所に残る文化財や史跡を写真とともに紹介していきます。
■庚申(こうしん)(猿田彦命)
西河内平戸の潜水橋を北へわたると、すぐ左側の川ぶちに高さ10mぐらいの小山があります。その頂上台地に、庚申の石碑がまつられています。台石(幅45cm・奥行44cm・高さ27cm)の上に、高さ60cm・幅27cm・厚さ16cmの砂岩による碑が置かれています。
刻字には「嘉永五子年猿田彦命傳五良建再之」とあります。これによって1852年の再建であることがわかります。
ちなみに、路傍にみられる庚申塔は、60年目の庚申の日に建てられるということです。
*参考
中国の道教には庚申の夜、睡眠中の人体から三戸(さんし)の虫がぬけ出て昇天し、その人の罪過を報告します。このため、命を奪われることがあるという信仰がありました。
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