くらし こちら町長室

琴平町長 片岡英樹

■2市3町の市・町長が先進施設を視察
丸亀市、善通寺市、琴平町、多度津町、まんのう町で構成される中讃広域行政事務組合の管理者会は、10月に東京都内の複数の施設で視察研修を実施しました。デジタル技術を活用した官民連携の先進事例を学び、今後の住民サービス向上に活かすことが目的です。

■視察で学んだ最新技術と連携手法~働き方改革の実践例~
民間企業を訪問し、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などの最新技術を活用した業務効率化の取り組みを学びました。特に印象的だったのは、役場でも取り入れられる働き方改革の実践例です。固定の席を持たず自由に席を選べる「フリーアドレス制」や、紙の書類を減らす「ペーパーレス化」などの具体的な取り組みについて説明を受けました。意見交換では「若い世代の6割がテレワークできる職場を望んでいる」といった、働き方に関する現状など、活発な議論が行われました。

■~観光分野でのデジタル活用~
民間企業で、デジタル技術を活用した観光振興と地域活性化支援について研修を受けました。特に注目を集めたのは、生成AIを活用した観光案内チャットボット(自動応答システム)の実演です。・多言語に対応・24時間365日問い合わせに対応可能・人手不足の観光案内所を補完できることです。中讃地域で導入する際の具体的なイメージを共有することができました。

■今後の取り組みに向けて
今回の視察研修を通じて、デジタル技術は単に行政の仕事を効率化するだけでなく、何より住民の皆様へのサービスを向上させるために活用すべきであり、2市3町が連携することで、それぞれの市町単独では難しい先進的な取り組みも実現できることを、市町長間で改めて確認しました。
今後は、視察で学んだことを活かし、住民の皆様により便利で質の高い行政サービスを提供できるよう、行政事務組合で一丸となって取り組んでまいります。