くらし みんなのひろば

◆笑顔でつなぐ しまなみの秋
10月の風物詩「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」が開催されました。子どもから高齢者まで幅広い世代の参加者3,778人が集い、大島堪能コースや鈍川温泉コースなど、市内各地の魅力を歩いて満喫しました。今回の大会は、「日本一満足度の高いウオーキング大会」を目指して運営。スタッフやボランティアが温かく参加者を迎え、沿道には笑顔と応援の声があふれました。

◆「そんなの関係ねぇ!」で会場がひとつに 子どもたちにエールを送る
10月5日(日)、公会堂で「小島よしおに聞いてみよう!」が開かれました。お笑いタレントの小島よしおさんを迎えたこの日、会場には多くの親子が集まり、トークショーやお笑いステージを楽しみました。
人気ネタ「そんなの関係ねぇ!」が始まると、客席から大きな歓声が。前に出て一緒にポーズを決める子どもたちの姿に、見ている大人も思わず笑顔になりました。
質問コーナーでは、「やる気スイッチの入れ方」や「人前で堂々とするには」といった質問に、「たくさん経験することが大事」「失敗を恐れず挑戦して」と、ユーモアを交えながら丁寧に回答。持ち前の明るさと優しさで、大きなエールを送りました。

◆音楽でつながる、まちと人 大西でジャズイベントが開催
10月5日(日)、大西中学校体育館で音楽イベント「BARIJAM 2025 in Oonishi」を開催。約600人が来場しました。大西地域の住民有志が企画・運営。最大の見どころは、プロのジャズ・ビッグバンドと大西・菊間中学校吹奏楽部、郷土芸能の新町荒神太鼓による特別アンサンブル。プロの特別講師指導の下、夏休みから重ねた練習の成果が花開き、太鼓の迫力とビッグバンドの厚みが溶け合う“夢のステージ”に。ジャズ初挑戦の中学生も堂々と演奏し、ソロパートではプロの心を震わせ、会場は拍手喝采、白熱のセッションへ。
夜の部ではプロ3組が一線級のサウンドを届け、心躍る興奮と余韻が広がりました。音楽を介してミュージシャンと来場者がつながりました。

◆姉妹都市レイクランド市との絆30周年
今年、今治市とアメリカ・レイクランド市は、姉妹都市の締結から30周年を迎えました。これを記念して、ビル・マッツ市長をはじめ姉妹都市委員会の皆さんが来今。
市内のタオル工場や造船所を見学したほか、小学校では児童たちと笑顔で交流する姿も見られました。長年にわたり築いてきた温かな絆は、これからも続いていきます。

◆地域で連携し災害に備える
9月27日(土)、上浦多々羅スポーツ公園で今治市総合防災訓練が行われました。消防や警察、自主防災会、防災士、小中学校など、多くの関係機関や地域の皆さんが参加しました。
地震の発生を想定し、ライフラインの復旧や避難所運営、救出・救護活動などの訓練を実施。土砂に巻き込まれた車から人を救い出す訓練では、緊迫した空気の中、関係機関が真剣な表情で取り組む姿が見られました。地域が一体となり、連携の大切さや日頃の備えを確かめる貴重な機会となりました。

◆丹下健三顕彰シンポジウム
9月13日(土)、公会堂に市内外から約500人が集まり、「令和7年度丹下健三顕彰シンポジウム」が開かれました。
第1部の「建築と日本文化」では、今治市まちづくりアドバイザーで茶道家の木村宗慎さんと建築家の隈研吾さんの対談が行われ、日本人特有の自然と共生する感覚が建築にどのように生かされているか、さまざまな事例をもとに紹介されました。
続く第2部では、今回の展覧会の企画・監修を手掛けた豊川斎赫さんをコーディネーターに、隈研吾さんやTANGE建築都市設計の丹下憲孝会長、徳永市長がパネリストとなり、「丹下健三に学ぶ未来へ向けたまちづくり」と題したシンポジウムが行われました。
パネリストからは、丹下健三の都市設計が息づく今治のまちの魅力やアートと関連付けたまちづくりへの取り組みなど、幅広いテーマについて活発な意見交換が行われました。市長からは、今年6月に策定した「今治市中心市街地グランドデザイン」に基づく中心市街地活性化に向けたまちづくりの方向性が示され、会場一体となってこれからのまちづくりについて考える機会となりました。