文化 【ふるさと魅力発信】面河山岳博物館

■冬の風物詩?カマキリの卵
冬はほとんどの昆虫が越冬するため、見かける機会がぐっと減ります。そんな冬でも比較的簡単に探し出せる昆虫がカマキリの卵です。
種類によって産卵場所が違うため、見つけた場所でどのカマキリか見分けることができます。例えば、オオカマキリは植物の茎、ハラビロカマキリは建物の壁や木の幹です。最近久万高原町にも侵入した外来種、ムネアカハラビロカマキリは、木の枝先や植物の茎、竹ぼうきの穂などに産むことが多いです。
カマキリの卵はかさかさしたスポンジ状の物質で覆われています。このスポンジは、乾燥や外敵から卵を守るだけでなく、空気をたくさん含む断熱材の役割も果たしています。その内側にある卵の個数は、オオカマキリでは多いとなんと300個。時期が来ると一斉にふ化しますが、温度によってふ化に必要な時間がかなり変わります。25℃では約30日、20℃だと100日ほどです。持ち帰って観察する場合、長い間暖かい室内に放置すると、真冬にふ化してしまうため、気を付けましょう。(安田)

▽学芸員のつぶやき
カマキリの卵には稀に、体長数ミリほどのコバチやカツオブシムシが寄生しています。もしカマキリの卵から小さな昆虫が出てきたら、ぜひ博物館までご一報下さい。

問合せ:面河山岳博物館
【電話】58‒2130【HP】http://www.kumakogen.jp/site/omogo-sangaku/