その他 令和6年度 決算報告(1)

令和6年度の各会計の決算がまとまりましたので、概要をお知らせします。

■普通会計 決算の内訳

※地方公共団体の財政状況を総務省統一ルールにより集計する「地方財政状況調査」に基づく数値です。

●1.普通会計 歳入
令和6年度の普通会計の歳入総額は、前年度より4億8018万円の減となりました。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や、デジタル田園都市国家構想交付金などの国庫支出金の減少、財政調整基金をはじめとする基金繰入金の減少などが主な要因となっています。
町の歳入は、国や県から交付された依存財源が全体の74・8%を占め、町税などの自主財源は25・2%に留まっています。少子高齢化による就労人口減少等で税収の増加は見込めず、依存財源の比率は今後も高くなっていくものと予想されます。
持続可能なまちづくりを目指し、安定した財政運営のために、幅広く財源の確保に努めていきます。

●2.普通会計 歳出
歳出総額は、前年度より3億6414万円の減となりました。下水道事業会計繰出金の減や、前年度に比べ梅雨前線豪雨や台風による災害が少なかったことによる災害復旧事業費の減などが主な要因となっています。
一方で、し尿処理施設解体工事や、戸籍・住民記録システム改修などの影響により、物件費は増となっております。
町民が安心・安全に暮らせる行政施策の実現に向け、今後も、事業の検証や見直しを徹底し、目的に沿った基金の利用や公債費の削減(借金の返済)を計画的に進めることで、将来世代への負担を最小限に抑え、バランスのとれた財政基盤の構築に努めていきます。

注記:表内の金額は令和6年度の支出額を表しています。したがって、総事業費とは異なります。

▽久万高原町の家計簿の状況(令和6年度 普通会計決算統計から)
年収300万円(月収25万円)の家計に例えると…



※それぞれの数字は端数処理しています。
※扶助費とは、社会保障の一環として、高齢者、児童などへ行っている援助に必要な経費です。
※繰出金とは、特別会計が安定した運営を行うために一般会計から支出する経費です。
※補助費とは、各種団体・個人等への補助金や企業会計へ補助をする経費です。