健康 お元気ですか

■油断は禁物――過去にない暑さがもたらす「熱中症」
気温が高くなると気を付けたいのが熱中症です。年に約4~9万人が熱中症で救急搬送されており、65歳以上が57.4%を占めます。また東京都で6年度に熱中症で亡くなった人のうち、65.4%は屋内でエアコンがあるのに使用していませんでした。
◇熱中症予防のために
(1)暑さを避ける室内ではエアコンなどで温度をこまめに調整しましょう。遮光カーテンやすだれの利用、打ち水なども効果的です。外出時は通気性のいい衣服を着て、日傘や帽子を使い、日陰でこまめに休憩しましょう。保冷剤も体を冷やすのに便利です。
(2)こまめに水分を補給
室内でも外出時でも、のどの渇きを感じなくても定期的に水分を補給しましょう。塩分は、通常の食事をしていれば増やす必要はありません。

◇熱中症になってしまったら
次の症状の人がいたら熱中症の恐れがあります。涼しい場所へ移動させ、衣服を緩めて体温を下げ、医療機関に相談しましょう。
・めまいや立ちくらみがする、顔がほてる
・筋肉痛や筋肉のけいれんがある
・体のだるさや吐き気がある
・汗が止まらない、または汗を全くかいていない
・体温が高い、皮ふが赤くなり渇いている
・呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
・自力で水分補給ができない
※意識がはっきりしないときや嘔吐しているときなどは、無理に水分を飲ませず、すぐに救急車を呼んでください。

◇「熱中症特別警戒アラート」について
熱中症の危険性が特に高いと予想されるときに発表されます。前日の午後6時に町内放送でお知らせするので、外出を控えてください。一時的に暑さを避ける施設「クーリングシェルター」の設置場所も案内します。必要時に活用しましょう。