- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県松野町
- 広報紙名 : 広報まつの 令和8年2月号
12月6日(土)に中央診療所で「松野町の医療を考える講演会」が開催され、約100名が参加しました。この講演会は、住民一人ひとりが健康づくりに励み、限りある医療資源を大切に守ることを目的に平成24年から継続して開催しています。今回は、市立宇和島病院南予救命救急センター長兼診療部呼吸器外科科長根津賢司氏を迎え、『松野町の救急医療の将来像について考えよう』~地域医療を崩壊させないために今出来ること~のテーマでの講演でした。
講演では、市立病院の紹介と宇和島圏域における救急医療の仕組みや流れなどをとおして、地域の医療体制の危機的な現状が伝えられました。その中で、「宇和島圏域(旧宇和島市・津島町・吉田町・三間町・鬼北町・松野町)全体での救急車の配備がわずか7台」であるという報告では参加者からも驚きの声が上がりました。人員や医療機関なども含めて少ない医療資源の中、命に直結する救急をはじめ、地域の医療全体を守って行くためには、「地域包括ケアシステムとの連動」が重要であると伝えられました。
また、自分自身の将来の医療やケアについて、家族や友人などの大切な人だけでなく医療・ケアの専門家を交えて普段から話し合うことで、希望や人生観に沿った姿にしていく「ACP(人生会議)」を広めていくことの大切さや、普段からの備えを含めた地域での防災意識の高揚が「圏域の災害医療の構築」にも繋がることなどが訴えられました。
根津氏の熱心であたたかい思いの伝わる講演に、会場は終始優しい空気に包まれ、多くの質問や感想が交わされました。
