その他 濵田省司の一筆啓上

高知県知事 濵田省司

●開幕した大阪・関西万博で高知の魅力を世界に発信!
4月13日、大阪市の人工島・夢洲を会場として「大阪・関西万博」が開幕しました。
世界158カ国・地域が参加し、10月13日までの約半年間にわたって約2800万人の来場が見込まれます。
私も開幕前日の4月12日に行われた開会式にお招きいただき、県議会の三石議長共々出席してきました。
約7年前の秋に万博誘致に成功した当時、私自身も大阪府の副知事として関わったこともあり、無事に完成した万博会場を訪れて感無量でした。
中でも目を見張ったのは、今回の万博会場の象徴ともいえる「大屋根リング」の偉容です。
円周2キロ、高さ20メートルにわたる世界最大の木造建築物で、屋上からは会場のパビリオン群が一望に見渡せます。
実はこの大屋根リングに使われている木材のうち、約4割(※)は高知県産です。
令和4年度から3年間にわたって、県産材を県外の集成材工場まで輸送する経費の一部を県が支援し、ヒノキを中心とした県産材が万博会場で使われる後押しをしてきました。
その意味では、大屋根リングは高知県の「隠れたパビリオン」といえるかもしれません。
8月下旬には県内の全市町村に参加していただき、会場内のイベント広場で「よさこい」の演舞と「街路市」の展示を行って、高知の魅力を世界に向けて発信します。県民の皆さんにも、是非機会を得て今回の万博を観覧いただきたいと思います。

※高知県の独自試算