くらし 危機管理室からのお知らせ

■「救えるはずの命を救う!」
今月は、東日本大震災の被害にあわれた方の体験談をお伝えします。
「早く暖かい所へ」救出断念に悲痛な声!
男性は、60代の両親と妹、妹の長男の5人暮らし。地震による土砂崩れで複数の住宅が倒壊した。地震発生後、2階にいた男性は階段を下りられず、傾く家の2階の窓から外へ逃れた。大量の土砂が流れ込んだ1階で、他の4人を捜そうとした。近所の住民に「無理や、早く逃げろ」と言われ、その場を離れるしかなかった。
2日目早朝から捜索が始まり、見つかった父とおいに意識はなかった。家屋の残骸や土砂に阻まれ、それ以上、人力での救出は断念せざるを得なかった。
3日目朝、現場を訪れるとがれきの中に妹の顔がみえた。「呼ばれた気がします」そっと毛布を掛けてあげた。「体に傷が付かないよう、早く暖かい所へ連れて行きたい」しかし、消防隊が懸命に作業を進めたものの、救出できなかった。2日目には、隣家の80代男性が救助されていた。「死んだら、ほったらかしでいいのか!」男性は目を真っ赤にして訴える。命が助かる見込みが大きい方が優先される。それは十分理解できるが、やるせなさだけが残った…。

■自動車利用に関するアンケート調査へのご協力をお願いします
国土交通省では、都道府県、高速道路会社などと連携して、9月から11月までの間、全国で自動車の使われ方などを調べる全国道路・街路交通情勢調査を実施しています。この調査のうち、自動車起終点調査については、無作為に選定した自動車を保有する人・事業者の皆さまに対して、自動車の利用実態をお答えいただく調査となっております。
調査結果は、道路の計画や管理などの基礎となる重要な資料となるものです。調査の主旨をご理解いただき、調査への協力をお願いいたします。

問い合わせ:サポートセンター
【電話】0120-669-118
※午前9時~午後6時(日、祝日を除く)

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問い合わせ:仁淀川町役場総務課危機管理室
防災アドバイザー 西森冨士夫
【電話】35-0111