健康 こんにちは! 保健師です

今月は、本庁健康福祉課で活動している歯科衛生士からの記事を掲載します。

■『歯みがきで　丈夫な体の　基礎づくり』
歯と口の健康は、食事や会話を楽しむ、表情をつくるなど、生活を送るうえで重要な役割を担っており、全身の健康につながります。

◆歯周病とは
歯周病は、歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間にある溝)に付着した細菌の塊(歯垢)が歯ぐきなどに炎症を起こし、歯を支える骨を溶かしていく感染症です。痛みなどの自覚症状がほとんどなく静かに進行していき、歯科受診をしたときにはすでに深刻な状態にまで進行していることもあります。

○歯周病セルフチェック(1つでも当てはまる方は要注意!)
・朝起きると口の中がネバネバする
・歯が長くなったように見える
・歯と歯の間に食べ物がよくはさまる
・歯をみがくと血がでる
・歯ぐきが赤くはれている
・歯がグラグラする
知らず知らずに症状が進行

◆歯周病と全身疾患との関係
歯周病により増殖した細菌は炎症を引き起こす物質を生み出します。この物質や一部の細菌は血管の中に入り込み全身に広がり、動脈硬化などの血管系の病気、心臓病、早期低体重児出産、糖尿病などさまざまな病気に悪影響を及ぼしたり、病気を引き起こす原因になります。
また、歯周病菌の中には、誤嚥(ごえん)により気管支から肺にたどり着くものもあり、高齢者の死亡原因でもある誤嚥性肺炎の原因になります。

◆歯周病の予防
○セルフケア(自分で行うケア)
・歯みがき(歯と歯ぐきの間に毛先をあててみがく、フロス・歯間ブラシの使用)
・舌みがき(奥から手前に優しくブラシを動かす)
・生活習慣について(禁煙、よくかんで食事する、ストレスの解消)

○プロフェッショナルケア(歯科医院でのケア)
・歯や歯ぐきの健康状態の確認
・歯垢や歯石の除去
・歯みがき指導

■今年度も、無料の「成人歯科健診」を実施しています
実施期間：令和7年5月1日～令和8年1月31日
対象者：仁淀川町に住民票があり、令和8年3月31日までに次の年齢となる方
20歳(平成17年4月2日～平成18年4月1日 生まれの方)
30歳(平成 7年4月2日～平成 8年4月1日 生まれの方)
40歳(昭和60年4月2日～昭和61年4月1日 生まれの方)
50歳(昭和50年4月2日～昭和51年4月1日 生まれの方)
60歳(昭和40年4月2日～昭和41年4月1日 生まれの方)
70歳(昭和30年4月2日～昭和31年4月1日 生まれの方)
※受診票を紛失された方は再発行を受けることができますので、下記までご連絡ください。
(後期高齢者医療保険に加入している方の歯科健診については、広報によど川10月号(先月号)をご覧ください。)

問い合わせ：仁淀川町健康福祉課
【電話】35-0880