くらし 【特集】アーバンネイチャー北九州(1)

◆Urban Nature Kitakyushu
まちと自然人と生き物 一緒に未来を考えよう!
産業都市として成長し、九州を代表する大都市として発展を遂げてきた北九州市は、都市の近くに豊かな自然が共存する、いわば「アーバンネイチャー」にあふれるまちでもあります。
これからは、先人が守り育ててくれた豊かな自然や生物多様性を、ただ守るだけでなく、回復へとつなげる「ネイチャーポジティブ」の取り組みを推進していきます。

3つの海:響灘 関門海峡 周防灘
3つの国立・国定公園:瀬戸内海国立公園 北九州国定公園 玄海国定公園
市域面積の約4割が森林

◆身近にいる多彩で個性豊かな生き物たち・自然の恵み
・カブトガニ
環境省:絶滅危惧I類
福岡県:絶滅危惧IA類
産卵観察ツアーが開催されます(詳細は本紙「お出かけ」の「カブトガニ産卵観察ツアー」を参照)

・豊前海一粒かき(マガキ)

・関門海峡たこ(マダコ)

・一本槍(ケンサキイカ)

・ベッコウトンボ
環境省:絶滅危惧IA類
福岡県:絶滅危惧IA類

・ハマボウ
福岡県:準絶滅危惧

・ズグロカモメ
環境省:絶滅危惧II類
福岡県:絶滅危惧II類
ギラヴァンツ北九州マスコットキャラクター「ギラン」のモデル

・ミサゴ
環境省:準絶滅危惧

・スナメリ
福岡県:準絶滅危惧
北九州港マスコットキャラクター「スナQ」のモデル

◇この生き物たちは、市内のどこで見られる?
生き物を探すイベントも開催!(次ページ イベントへ)

◆「世界をリードするサステナブルシティ」を目指して
北九州市はこれまで、環境未来都市など環境分野のトップランナーとしての地位を確立してきました。
今後は、その財産をさらに発展させるとともに、生物多様性、再生可能エネルギーの拠点化、さらには地域コミュニティ・介護なども含めた社会全体で「世界をリードするサステナブルシティ(持続可能なまち)」を目指します。
令和7年度は、そのための戦略策定に取り組んでいます。

問い合わせ:政策局サステナビリティ戦略課
【電話】093-582-2156

◆身近な自然風景
昨年11月〜今年1月に開催された「北九州市アーバンネイチャーフォトコンテスト」の入選作品と応募作品(一部)
※詳しくは本紙をご覧ください。

◆市長からのメッセージ
このたび、北九州市は、「アーバンネイチャー」-都会と自然の共生という新たな概念を、日本で初めて打ち出しました。平尾台、曽根干潟、皿倉山、若松の海岸線…等々、私たちのまちには、かけがえのない自然が息づいています。
これからは、ただ自然を守るだけでなく、再生し、育て、創っていく時代です。それは、私たちの暮らしを豊かにするだけでなく、新たな産業や人の流れを生み出す力にもなります。
北九州市だからこそ実現できる、自然とともにある未来を、皆さんと一緒に築いていきたいと思います。
北九州市長 武内和久

担当課:
環境局ネイチャーポジティブ推進課【電話】093-582-2239
環境局循環社会推進課【電話】093-582-2187