健康 健診の尿検査で尿蛋白(たんぱく)陽性(+)と言われたら

健診の尿検査の項目に尿蛋白があることをご存じですか。
タンパク質は本来体にとって必要なもので、尿中に排泄(はいせつ)されることはありませんが、何らかの理由で腎臓がダメージを受けると尿中に排泄されます。
ただし、健診で尿蛋白が陽性(+)になっても病気とは限らず、一過性の蛋白尿の可能性もありますので、まずはかかりつけ医で再検査しましょう。
腎臓には、「体の余分な老廃物や水分を尿として排出する」「ミネラルのバランスを整える」「造血ホルモンを産生する」など多彩な働きがあります。
一方で病気が存在しても自覚症状に乏しいことが特徴で、気付いた時には病気が進行している場合があります。長年進行した腎臓病は回復が難しく、透析や腎移植といった腎代替療法が必要になります。
腎臓の機能が低下していないか、年1回程度の健診で「尿蛋白」を確認しましょう。

問い合わせ:保健福祉局健康推進課
【電話】093-582-2018