- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県福岡市
- 広報紙名 : 福岡市政だより 令和7年12月1日号
◆子どもの権利・子育てに関する Q and A
Q.しつけのつもりで子どもをたたいてしまいました。これも虐待になるの?
-こども総合相談センター 相談員の回答
子育てをしていると、悩んだり、思わず感情的になったりすることもあるかもしれません。そんな中で、「これでよかったのかな」と振り返る気持ちを持つことはとても大切です。
たたくことは親子関係を悪くするだけでなく、子どもの発達にも悪い影響を与えるといわれています。虐待に当たるからたたかないのではなく、子どもの健やかな成長のために「たたかない子育て」を一緒に考えましょう。
こども総合相談センター・えがお館では、24時間子どもに関するあらゆる相談に対応しています。一人で抱え込まずに、まずはお電話ください。
『こども総合相談センター・えがお館』【電話】092-833-3000
休館日:年末年始
※来所相談は要予約
Q.近所の子どもが家の手伝いやきょうだいの世話ばかりしていて気になります。
-市ヤングケアラー相談窓口 相談員の回答
本来大人が担うべき家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもや若者を「ヤングケアラー」といいます。家庭の事情で、勉強や部活、遊びなど子どもが持つべき大切な時間が持てなくなり、過度な負担になっているのが問題です。
市ヤングケアラー相談窓口では、当事者の子どもや家族だけでなく、市民の皆さんからの相談も受け付けています。周りに気になる子どもがいたら、ぜひご相談ください。学校や地域などの関係機関と連携しながら、支援を行います。
『市ヤングケアラー相談窓口』【電話】092-982-0073
開館時間:平日午前10時~午後6時、土曜日午前10時~午後5時
休館日:水曜日、日祝日、年末年始
※来所相談は要予約
Q.子どもが学校に行きたくないと言い出しました。どうすればいいですか?
-スクールカウンセラーの回答
まず、「行きたくない」という気持ちをしっかり受け止めてあげましょう。親にうまく伝えられない困り事があるのかもしれません。
子どもの話を聞いて、理解を示してあげることで、子どもたちは困っていることを打ち明けたり、「やっぱり行ってみよう」と自ら前向きになれたりします。
学校へ行き渋る理由は人それぞれです。いつもと雰囲気が違うと感じたら、公認心理師や臨床心理士などの資格を持つ、各学校のスクールカウンセラーにご相談ください。学校での様子を担任の先生に尋ねるのもよいと思います。保護者だけで抱え込まず、ぜひ話を聴かせてください。
◆こどもアドボカシー講座~こどもの声を聴くために~
「子どもアドボカシー」の基本を学ぶ、大人向けの講座です。
NPO法人「子どもアドボカシーセンター福岡」のスタッフが地域等に出向いて講義を行います。学校や家庭、地域で、子どもの声を大切にしながら活動するためにどのような取り組みができるのかを、一緒に考えませんか。
講師料など詳細は、市ホームページ(「福岡市 NPOの出前講座 こども」で検索)でご確認ください。
問い合わせ・申込先:市民公益活動推進課
【電話】092-711-4283【FAX】092-733-5768
◆配偶者・パートナーからの暴力(DV)に一人で悩まず ご相談ください
配偶者やパートナーからの暴力「ドメスティック・バイオレンス(DV)」は、人権を著しく侵害する重大な問題です。人の心と体を傷つける行為は、決して許されるものではありません。さらに、子どもの目の前での暴力(面前DV)は、言葉の暴力も含め児童虐待にも当たります。
一人で抱え込まずに、まずはご相談ください。匿名で相談でき、秘密は守られます。
[DVの一例]
▽身体的暴力
・殴る、蹴る
・物を投げる
・刃物を突きつける
▽経済的暴力
・生活費を渡さない
・細か過ぎる家計簿のチェック
▽精神的暴力
・大声で怒鳴る、ののしる
・批判し、自信をなくさせる
・乱暴な言葉で脅す
・無視する
・友達や実家との付き合いを制限する
・携帯電話等を細かくチェックする
▽性的暴力
・性行為の強要
・避妊に協力しない
▽子どもを利用した暴力
・子どもの面前で暴力を振るう
・子どもに相手の悪口を言う
市配偶者暴力相談支援センター
DV相談専用【電話・FAX】092-711-7030
受付時間:平日午前10時~午後5時(火曜日は8時まで)
※年末年始は休み
◆人権を尊重する市民の集い
各区で次の通り講演会を開催します(いずれも午後2時~3時40分)。申し込み不要で、当日先着順で受け付けます。
※手話通訳・要約筆記付き。
○東区「部落差別の現在部落解放への展望」
講師:内田龍史氏(関西大学社会学部教授)
日時:12月8日(月)
場所:東市民センター(千早四丁目)
定員:500人
問い合わせ:東区生涯学習推進課【電話】092-645-1144【FAX】092-645-1042
※録画配信あり
○博多区「マンガと偏見の複雑な関係~メガネ男子や大食漢がヒーローになれないのはなぜ?~」
講師:吉村和真氏(京都精華大学マンガ学部教授)
日時:12月5日(金)
場所:博多市民センター(山王一丁目)
定員:500人
問い合わせ:博多区生涯学習推進課【電話】092-419-1025【FAX】092-419-1029
○中央区「それで、よかよか~寛容の精神が醸成される社会へ~」
講師:齋藤眞人氏(立花高等学校校長)
日時:12月9日(火)
場所:あいれふホール(舞鶴二丁目)
定員:200人
問い合わせ:中央区生涯学習推進課【電話】092-718-1067【FAX】092-714-2141
※録画配信あり
○南区「スマホ世代の子どもとどう向き合うか~SNS、ゲーム、ネットいじめの問題を考える~」
講師:石川結貴氏(ジャーナリスト)
日時:12月10日(水)
場所:南市民センター(塩原二丁目)
定員:800人
問い合わせ:南区生涯学習推進課【電話】092-559-5172【FAX】092-562-3824
※録画配信あり
○城南区「ぼくの宝物」
講師:嵯峨根望氏(東京パラリンピックシッティングバレーボール日本代表)
日時:12月6日(土)
場所:城南市民センター(片江五丁目)
定員:450人
問い合わせ:城南区生涯学習推進課【電話】092-833-4043【FAX】092-822-2142
※録画配信あり
○早良区「深刻化するネットいじめ その現状と大人の役割」
講師:渡辺真由子氏(ジャーナリスト)
日時:12月9日(火)
場所:早良市民センター(百道二丁目)
定員:500人
問い合わせ:早良区生涯学習推進課【電話】092-833-4401【FAX】092-851-2680
※録画配信あり
○西区「外国人と仲良く暮らせる日本を目指して」
講師:ピーター・フランクル氏(数学者・大道芸人)
日時:12月4日(木)
場所:西部地域交流センター(西都二丁目)
定員:450人
問い合わせ:西区生涯学習推進課【電話】092-895-7026【FAX】092-882-2137
講演会を録画し、後日配信します(博多区・西区を除く)。録画配信視聴を希望する場合は12月24日(水)までにお申し込みください。
