くらし まちの話題

■昭和基地から特別授業 鞍手高校で「南極教室」
4月15日、南極の昭和基地の隊員が、鞍手高校と衛星回線でつないで特別授業を行い、生徒たちに南極観測隊の活動を紹介しました。
南極教室は国立極地研究所が主催したもので、現在の観測隊員で同校卒業生の太田計介(おおたけいすけ)さんが案内役を務めました。全校生徒が参加し、生徒たちは紹介された基地の施設やオーロラの映像に興味津々でした。
生徒からの「観測隊員には、どんな人材が求められるか」という質問には、越冬隊長の藤田建(ふじたたつる)さんが「第一に健康であること。そして、限られた人数と資源で活動するため、自分の仕事以外のことにも対応できる臨機応変さが必要」と答えました。

■盲導犬貸与式
3月28日、市庁舎で盲導犬の貸与式が行われ、市内の漢修二(かんしゅうじ)さんへ公益財団法人九州盲導犬協会の中村博文理事長から、使用者証と修了証書が手渡されました。貸与された盲導犬「フローレ」は2歳のメスのラブラドールレトリバーです。
漢さんは「目が見えなくなって4年経つ。2年前から自分で歩きたいと強く思うようになり、協会に相談した。フローレとの共同訓練では苦労もしたが、これからはいっしょにどこにでも行けると思うとワクワクしている」と喜びを語りました。
フローレは市内で活躍する2頭目の盲導犬となります。市民の皆様におかれましては、盲導犬とそのユーザーへのご理解とご配慮をお願いします。