文化 8月ナビー直方市石炭記念館

■直方市有形文化財「コッペル社製貝島32号」
直方市石炭記念館前に静態保存される『コッペル32号』は、大正14年にドイツ・オーレンシュタイン=ウント=コッペル社ベルリン工場で製造された、軌間1067ミリ・44トン級の大型タンク式蒸気機関車(2-6-2T=プレーリー型)です。
貝島炭礦第六坑と国鉄宮田駅を結ぶ約6kmの専用鉄道で石炭列車を牽引し、急曲線や勾配が多い路線で威力を発揮、閉山の昭和51年まで半世紀以上活躍しました。テンダ(炭水車)を持たず前後進自由な構造は坑口ヤードからの輸送に最適で、筑豊炭田の繁栄を支えた象徴的車両として親しまれました。
平成24年には市民団体(汽車倶楽部)が修復を実施、塗装やキャブ内機器を整備。令和7年2月、隣接展示のロト22号無蓋貨車とともに直方市指定有形文化財に認定され、国内最大級のコッペル機として貴重な産業遺産価値が再確認され、現在も黒光りする車体が来館者を出迎えています。

直方市石炭記念館
日時:午前9時~午後5時30分
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館)
場所:直方692-4

問合せ:【電話】25-2243