くらし 〔防災特集 第1弾〕何から始める?災害への備え

日差しの強さに、夏の訪れを予感する季節となりました。今年度も全5回の予定で防災特集をお送りします。皆さんが災害や防災について今一度考えたり、行動したりするきっかけとなれば幸いです。
さて第1弾は、平常時の準備について取り上げます。比較的気候が安定しているこの時期に、見直しておきたいものですが、皆さんもこんなお悩みを持っているのではないでしょうか…

ブタさん:確かに、災害は日頃からの備えが重要って言うけど、ボクは何をすればいいのかなぁ。
ハチさん:「備え」にもたくさんあって迷うよね。まずは、災害リスクの確認から始めよう!

■ハザードマップをチェックしよう!
自宅や勤め先、学校、その他にも自分が長い時間を過ごす場所などは、どんな災害の危険があるか、知っておくことが重要です。そんな時に活躍するのが、ハザードマップです。
飯塚市のハザードマップには、土砂災害と洪水の危険性が掲載されています(令和7年5月現在)。
該当の有無だけでなく、想定される水の高さなども確認しておきましょう。

ハチさん:ハザードマップの入手方法は、いくつかあるよ。自分に合った方法を見つけよう!

1.冊子(紙)で
冊子版『いいづか防災』は市役所や支所、交流センターなどで配布しています。
2.市のホームページで
飯塚市ホームページに、冊子版と同じものを掲載しています。
3. 専用サイトで
「重ねるハザードマップ」で検索すると、国土交通省が管轄する全国版のマップが見られます。
住所等から検索できます。

ブタさん:なるほど~!危険を知ると、注目しなきゃいけない情報もわかるね!
ハチさん:「マップにない災害が絶対に起こらない」と思わず、備えは万全にね!

ハザードマップの情報は、土地の整備や各種調査により変わることがあります。例えば本市でも、昨年度から土砂災害警戒区域の大幅な見直しが始まっています。
ハザードマップについて、もっと詳しくお知りになりたい方は、防災安全課(【電話】0948-96-8243)まで!

問合せ先:福岡県砂防課
【電話】092-643-3678

ブタさん:なんだかやる気が出てきたぞ~!今できること、まだあるかな?
ハチさん:もちろん!少しずつやってみよう!

■マイ・タイムラインを作ってみよう!
マイ・タイムラインとは、災害時の行動計画のこと。書き込むだけで簡単に計画が立てられる「いいづかマイ・タイムライン」がホームページでダウンロードできます(紙版も防災安全課でお配りしています)。
いつ、何を、どのようにするのか整理して、いざというとき慌てないようにしましょう!

○「マイ・タイムライン」完成までの4つのステップ

ハチさん:右の二次元バーコードから、詳しい情報をチェックandダウンロードできるよ!
※二次元コードは本紙参照

■止水板を知っていますか?
本市で最も警戒しなければならない災害のひとつが、水害です。水害で家屋等に水が入ってくるのを防ぐ方法に、「止水板(しすいばん)の設置」があります。
本市では、止水板の設置・関連工事にかかる費用の一部を補助する制度を設けています。

ハチさん:写真のように、出入り口等に設置するよ。他にもいろいろなタイプの止水板があるよ。
※画像など詳しくは本紙をご覧ください。

1.補助率
対象経費の2分の1(半分)、最大30万円まで。
2.対象
建築物の所有者または使用者(使用者は所有者の同意を得ること)。
3. 注意事項
・施工後の補助はできません。必ず事前にご相談ください。
・予算に達し次第、募集を終了いたしますのでご了承ください。

ブタさん:今日から始められることがいろいろあるみたい。友達にも教えてあげようっと!
ハチさん:それはいい考えだね!!さて次回は、避難や大雨について考えよう!
※詳しくは本紙をご覧ください。