健康 田川市がより良いまちとなるよう さまざまな計画を策定しています!(2)

■田川市 がん対策推進計画
◇本市では4人に1人が「がん」で亡くなっています
本市では年間約200人が「がん」で亡くなっており、死亡原因の第1位です。全体の約25%を占め、4人に1人の割合です。生涯で約2人に1人がかかると推測され、市民にとって身近な病気です。この計画は、国や福岡県のがん対策、市の取り組みやアンケート結果を踏まえた今後の具体的な施策で、計画に沿って着実に実施していきます。

◇本市のがん部位別死亡者数
※がん死亡者数(全体)193人(令和3年度)

本市の部位別死亡順位は、男性が肺がん、大腸がん、胃がん・肝臓がんの順です。女性は肺がん、大腸がん、膵臓がんの順となっています。毎年受診し、早期発見・早期治療につなげることが大切です。市では次の検診を受診できます。
集団検診:胃がん・肺がん・大腸がん・子宮頸(けい)がん・乳がん・前立腺がん
個別検診:胃がん(条件あり)・子宮頸がん・乳がん

▽計画実施期間
令和7年度~令和12年度(6年間)

▽基本理念
誰一人取り残さないがん対策を推進する

▽基本方針
1.がん予防の推進(1次予防)
がんにならないための予防策についてあらゆる場面で推進します。
2.がん検診の推進(2次予防)
がん検診の受診率と精検受診率を上げるよう努め、がんを早期発見、早期治療し、市民のがんによる死亡率を減少させます。
3.がんに関する相談支援・情報提供(がんとの共生)
市民が「がん」になっても、安心して生活ができるように関係機関と連携を図りながら、必要な支援と情報発信に努めます。
4.がんに関する啓発・教育の推進
広報紙・ホームページ・SNSや各種イベントでの啓発のほか若年世代へのがん教育を進めていきます。

▽目標
がんの年齢調整死亡率の減少(75歳未満)
年齢調整死亡率とは、年齢構成の異なる地域間で死亡状況が比較できるように、年齢構成を調整した死亡率です。市は福岡県と比較して高い状況です。

▽市民のみなさんの役割(お願いしたいこと)
(1)日頃から運動・食事・休息に気をつけ、健康づくりに取り組むこと
(2)特定健診・がん検診を毎年受けること
(3)健(検)診後、紹介状が出た場合は、自覚症状がないからと放置せず、必ず医療機関を受診すること

▽市の役割
(1)生活習慣病予防・感染症対策・たばこ対策に係る情報の発信や啓発をすること
(2)市民のみなさんが受けやすい健(検)診体制を整備すること
(3)がん患者への支援:がんや在宅ケアなどに関する相談先の掲載(ホームページなどによる情報発信)、居場所や利用できるサービスに関する広報や周知をすること
(4)がんに関する啓発・教育の推進:がんに対する正しい知識の普及啓発、若年世代へのがん教育の実施、大学生などへの子宮頸がん対策・啓発

◇ワークショップで、当事者や現場の声を盛り込みました!
計画策定にあたり、ワークショップを開催。がん患者(本人)・医療機関・NPO法人などの関係機関にも参加してもらい、貴重な意見をいただきました。

問合せ:市保健センター
【電話】44-8270