- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県田川市
- 広報紙名 : 広報たがわ 令和7年11月1日号
■子どもたちのSOS知らせるのは「あなた」
こども家庭庁では、毎年11月に「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施しています。家庭や学校、地域などの社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得られるよう、期間中は広報・啓発活動などさまざまな取り組みを集中的に実施します。
オレンジリボンには、子ども虐待を防止するというメッセージが込められています。
■「田川市子どもの権利条例」を知っていますか
市は、令和4年4月に「田川市子どもの権利条例」を制定。子どもの生命と権利を守り、子どもが心身ともに健やかに成長できる社会の実現をめざしています。
子どもは「ひとりの人間として権利を持った存在」であり、尊重されるべき存在です。たとえ親であっても「子どもの権利」を侵害することは許されません。
◇安心して生きる権利
衣食住が保障され病気などから命が守られる権利
◇豊かに育つ権利
勉強や遊びを通し能力を伸ばして成長する権利
◇守られる権利
心や身体を傷つける暴力などから守られる権利
◇参加する権利
自分の意見を自由に言う話を聞いてもらえる権利
■子どもへの虐待は4種類に分類されます
児童虐待とは、大人(※)が子どもの身体や心を傷つけ、健やかな成長や人格の形成に重大な影響を与える行為です。虐待を受けた子どもは、権利を侵害されるだけではなく、その経験によって心に傷を負い、生涯にわたり苦しみ続けます。さらに、本人が大人になったときに自らの子どもを虐待してしまうという、負の連鎖を引き起こす恐れもあるのです。
※保護者・養育者・その他子どもに関わる大人
◇身体的虐待
殴る・ける・たた叩くやけどを負わせる戸外に閉め出すなど
◇性的虐待
性的行為をみせるポルノグラフィティの被写体にするなど
◇ネグレクト
乳幼児を家に残して外出する食事を与えない自動車の中に放置するなど
◇心理的虐待
言葉により脅かす、無視する子どもの前で家族に対して暴力をふるうなど
■「児童虐待かも?」と思ったら、すぐに通告を!
児童虐待を受けたと思われる子どもを発見した場合、市町村などへ通告することが法律で義務づけられています。
また、保育所や学校など児童虐待を発見しやすい立場にある団体には、児童虐待の早期発見に努めることが法律で定められています。子どもからの訴えを受けた場合や子どもの身体にあざを発見した場合など、団体として「虐待の疑いがある」と判断したときは、速やかに市や児童相談所への通告が必要です。
■児童相談所虐待対応ダイヤルは【電話】189
189(いちはやく)は、児童虐待かもと思ったときなどに、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号です。
通話は無料で、電話をかけると近くの児童相談所につながります。匿名で電話ができ、電話をかけた人と内容に関する秘密は守られます。子どもたちや保護者のSOSをいちはやくキャッチするため、みなさんのご協力をお願いします。
◇相談窓口
・田川児童相談所
【電話】42-0499
平日 8時30分~17時15分
・親子のための相談LINE
LINE公式アカウント「親子のための相談LINE」を友達追加
・子育て支援課 こども家庭センター
【電話】85-7179
平日 8時30分~17時
・児童相談所 虐待対応ダイヤル
【電話】189
(通話料無料)
※24時間年中無休
◆あなたの困っていること、私たちに話してください
市には「こども家庭センター」があります。センターでは、保健師・助産師・社会福祉士・子ども家庭支援員などが、子育てや家庭内の困りごとの相談を受けています。妊娠出産・子育てや家庭内の問題(育児や家庭、学校の悩み)など、何でも相談してください。
◎相談内容の秘密は守ります!
問合せ:子育て支援課 こども家庭センター
【電話】85-7179
