- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県行橋市
- 広報紙名 : 広報ゆくはし 令和8年1月号
毎年12月議会では、市が1年間取り組んできた事業や施策の進捗、成果を「行政報告」として市民の皆さまにお知らせしています。行政報告は、まちの安全・安心、子育てや福祉、環境、都市基盤づくりなど、暮らしに関わるさまざまな分野の取り組みを振り返り、税金の使い道や事業の効果を分かりやすくお伝えするものです。それでは、2025年の市の取り組みを紹介していきます。
◆未来の主人公へ
未来を担う子どもたちがのびのび成長できるまちをめざし、教育・子育て環境の充実を進めています。学校では、アントレプレナーシップ(起業家精神)教育や金融教育、デジタル図書の導入など、これからの社会に必要な力を育む学びを広げています。また、「遊び場がない」「暑さや豪雨で外遊びが難しい」といった子育て世代の声を受け、インクルーシブな視点を取り入れた室内型の子どもの遊び場づくりに取り組んでいます。この施設は、市民のみなさんから寄せられた名称とロゴの募集の中から、親しみやすいものが選ばれ、名前は「あそぼっちゃ」に決まりました。ゆめタウン南行橋店に令和8年3月オープン予定の交流拠点として、障がいの有無にかかわらず、安心して遊び、学び、交流できる空間をめざしています。あわせて、妊娠期から出産後まで切れ目なく支えるため、妊婦歯科健診や多胎妊婦健診、新生児聴覚検査、1か月児健診、産婦健診などを市の助成で実施し、安心して子育てができる体制を整えています。
◆生命を最優先
いつ・どんな時も「命を守ること」を最優先に取り組んでいます。豪雨や猛暑、渇水が身近な課題となる中、水の確保や避難所環境の改善、ペットと一緒に避難できる体制、備蓄品の充実など、日常から備える対策を進めています。学校体育館へのエアコン整備は学びの環境向上に加え、災害時の安全な避難場所としても活用できる大きな一歩です。また、地域ごとに保健師や管理栄養士が寄り添い、日頃の健康づくりや予防に取り組んでいます。帯状疱疹ワクチン接種をはじめとした予防接種の案内も行い、病気を防ぐ体制を支えています。子どもから大人まで、このまちで安心して暮らせるよう、命と健康を守る基盤づくりを進めています。
◆生活を支える
物価高騰や生活環境の変化が続く中、市民の暮らしを守るための支援を丁寧に進めています。ゴミ袋の半額継続、プレミアム商品券、学校給食費の負担軽減など、家計に直結する施策を組み合わせ、日々の負担を少しでも減らすことをめざしています。さらに、バス路線廃止の代替交通「バスタク」事業など、外出を促し、人とつながる機会を生み出す取り組みも展開。社会福祉協議会や福祉法人と連携し、高齢者の見守りや買い物支援を広げることで、地域全体で暮らしを支える仕組みづくりを進めています。
◆将来に備える
これからも安心して暮らし続けられるまちをめざし、将来を見据えた取り組みを計画的に進めています。財政の健全化を維持しながら、ごみ減量や脱炭素、ワンヘルスの視点を踏まえた環境対策、公園の活用方法の見直し、創業支援など、まちの持続性を高める基盤づくりに注力。ゴミ袋料金の引き下げによる排出量の減少など、市民との協働による成果も見え始めています。今後は民間のノウハウも生かし、廃食油の回収など資源を循環させる新たな仕組みづくりを進め、次の世代へより良い行橋を引き継いでいきます。
