- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県大野城市
- 広報紙名 : 広報「大野城」 令和7年12月1日号
市内の自治組織・NPO・ボランティアグループなど多様な団体が行う公益活動を「見える化」し、活動への参加促進や活性化を図るため、活動を行う団体と参加者がつながる「基盤となる仕組み=プラットホーム」。
次の3つの仕組みを連携して運用することで、「公益活動の好循環」を生み出します。
■ボランティアを「探す」「知らせる」
◆仕組み(1) 市民公益活動促進プラットホーム総合ポータルサイト
市内で行われている公益活動に関する情報を、インターネットを通じて見える化し、活動団体と活動したい市民をつなぎます。
■ポイントを貯めて、商品などと交換
◆仕組み(2) ポイント制度「まどかぷらっと」
活動に参加することでポイントが付き、参加のきっかけづくりとやりがいを応援します。
◇ポイントの活用(例)
・特産品、ジョー君グッズ、ごみ袋、大野城商工会商品券などへの交換
・活動団体への寄付金への交換 など
※ポイントには有効期限があります。
■団体がつながる・成長する
◆仕組み(3) 市民公益活動促進プラットホーム連絡会議
活動団体が一堂に集まり、交流を深めます。団体同士がつながることで、新たな関係性が生まれ共に成長する機会を提供します。
■ボランティアへ参加したい人
◇まどかぷらっと登録
パートナーシップ活動支援センターで登録
◇ボランティアを探す
ポータルサイトやまどぷらアプリで、「日付」または「活動内容」から検索してください。
■ボランティア団体
◇団体登録
パートナーシップ活動支援センターで随時登録を受け付けています。申請方法など詳しくは、ポータルサイトで確認するか、問い合わせてください。
■保護者・学校・地域が共働で取り組む地域貢献活動事例紹介
◆「できる人ができる時に!」地域で子どもたちを見守る「ひらのっ子見守り隊」
平野小学校区では、地域の有志が毎朝、通学路に立ち、横断歩道で安全を確認したり、笑顔で挨拶を交わしたりしながら、子どもたちの登下校の見守り活動をしています。
◇活動のきっかけ
これまで、PTAの地区委員が登下校の見守り当番表を作成し当番の保護者が児童の登下校を見守ってきたが、令和7年度よりPTA組織の委員会制を見直し、ボランティア制へと移行した。このことに伴って、登下校の見守りを広く募ることに。校区内である牛頸区・若草区へ相談し、区民にチラシの回覧で地域住民の協力を募集。保護者に対しては、学校だよりやPTA本部からの協力依頼で呼びかけた。
今年2月に「ひらのっ子見守り隊」が発足。
「できる人ができる時に」をモットーに、保護者・学校・地域が連携しながら、子どもたちの安心安全な環境づくり活動をすることになった。
◇活動概要
活動内容:子どもたちの登下校時の見守り活動
(1)時間は10分でもOK
(2)家の前でも、通勤、散歩や買い物などのついででもOK
活動エリア:平野小学校区(牛頸区・若草区)
メンバー:各区の有志 約20人(PTAを除く人数)
※活動後、まどぷらカードを公民館へ持参しポイントをもらう
◇活動者の声
・子どもたちの元気な挨拶や笑顔に励まされると、活動を継続する意欲が湧く。地域住民の交流も増え、子どもを中心にした新しいつながりが生まれていると感じる。
・体調が悪く活動ができない日が続き、久しぶりに活動したとき、子どもたちが心配してくれた。活動を通して顔見知りになり、夏祭りや地域の活動に参加する子が増えた。また、公民館へ遊びにくる子も増えた。
・学校運営協議会で、「自分たちの地域は安全な地域だ」とアンケートに答えた子が多く、この活動や思いが子どもたちの安心安全につながっていると感じた。
◇学校の声
子どもたちは安心して登下校できるだけでなく、地域の人々に見守られているという実感を持ちながら成長しています。
毎朝の挨拶を通じ、子どもたちは人と関わる大切さを学んでおり、教育の面でも意義深い取り組みだと感じています。
「ひらのっ子見守り隊」の皆さんの存在は、学校や保護者、子どもたちにとって、大変大きな支えです。心より感謝しています。
平野小学校 校長 斉藤智子/主幹教諭 藤田浩司
■ボランティアを始めてみませんか?
「興味はあるけどどうすれば?」「どんな活動があるの?」
そんなときは、パートナーシップ活動支援センターまで気軽に相談してください。
わたしたちがあなたの一歩を応援します。
パートナーシップ活動支援センター職員一同
問い合わせ先:パートナーシップ活動支援センター(PSセンター)
※各コミュニティセンター内
※コミュニティセンター休館日を除く
毎月第3火曜日(祝日の場合、翌日)、12/28~1/4
南【電話】596-0686
中央【電話】573-3127
東【電話】504-1428
北【電話】513-0099
