- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県大野城市
- 広報紙名 : 広報「大野城」 令和7年6月15日号
市内の自治組織・NPO・ボランティアグループなど多様な団体が行う公益活動を「見える化」し、活動への参加促進や活性化を図るため、活動を行う団体と参加者がつながる「基盤となる仕組み=プラットホーム」のことです。
市民公益活動促進プラットホームでは、次の3つの仕組みを連携して運用することで、「公益活動の好循環」を生み出します。
■ボランティアを「探す」「知らせる」
◆仕組み(1) 市民公益活動促進プラットホーム総合ポータルサイト
市内で行われている公益活動に関する情報をインターネットを通じて見える化し、活動団体と活動したい市民をつなぎます。
■ポイントを貯めて、商品と交換
◆仕組み(2) ポイント制度「まどかぷらっと」
活動に参加することでポイントが付き、参加のきっかけづくりとやりがいを応援します。
◇ポイントの活用(例)
・特産品、ジョーくんグッズ、ごみ袋、大野城市商工会商品券などへの交換
・活動団体への寄附金への交換 など
※ポイントには有効期限があります。
■団体がつながる・成長する
◆仕組み(3) 市民公益活動促進プラットホーム連絡会議
活動団体が一堂に集まり交流を深めます。団体同士がつながることで、新たな関係性が生まれ共に成長する機会を提供します。
■ボランティアへ参加したい人
◆まどかぷらっと登録
◇ネット・アプリ
ポータルサイトや専用アプリ(まどぷらアプリ)で登録
※18歳未満の人の登録は、保護者の同意確認が必要です。ネット・アプリで登録せず、問い合わせてください。
◇直接申請
パートナーシップ活動支援センターで登録
◆ボランティアを探す
ポータルサイトやまどぷらアプリで、「日付」または「活動内容」から検索してください。
■ボランティア団体
◆団体登録
パートナーシップ活動支援センターで随時登録を受け付けています。申請方法など詳しくは、ポータルサイトで確認するか、問い合わせてください。
■小・中学生のみなさんのボランティア活動を応援します
「地域のためにできることからしてみたい!」というみなさんの熱い気持ちを、地域貢献活動を通して、カタチにしてみませんか。
◆学校が実施する地域貢献活動を応援します
パートナーシップ活動支援センターでは、若い世代が気軽にボランティアに参加するきっかけとして、学校で、ボランティアや「まどかぷらっと」に関する説明会や体験活動への支援を実施しています。
地域活動を体験することで、地域との関わりを深め、思いやりと感謝、勤労、奉仕の精神を学ぶ良い機会となり、参加した児童・生徒や学校の先生から共感を得ています。すでに多くの児童・生徒が「まどかぷらっと」に登録し、ボランティアに取り組んでいます。
※登録児童・生徒数 計1259人(令和7年4月時点)
◇参加の流れ
(1)「まどぷらパス」を登録
(2)参加したい活動を調べる
(3)まどぷらパスを持って活動に参加(主催者からポイントが付与)
(4)ポイントを交換
◇登録の条件
公益活動に参加する意思のある小学生以上であること
※18歳未満の人の登録には、保護者の同意が必要です。
■地域貢献活動レポート
◆「地域を愛し、地域とつながり、心を育てる」 大野中学校の取組
大野中学校では、以前は部活動単位で地域活動に参加していましたが、主体性をもち、地域とのつながりを感じてほしいことから、生徒が居住区の活動に自主的に参加できるような体制づくりをしています。
今年は、「自分の住む地区の行事に積極的に参加し、自分のできる範囲で地域に貢献する」ことを目標に、地域と家庭と学校が連携して生徒たちの成長を温かく見守っています。
◇活動の流れ
・年度の初めに、全校集会で説明を受け、各生徒が保護者の同意を得た後、「まどぷらパス」に登録
・学校で地域活動一覧表を配布し、活動日が近付いたら案内を配布。参加を希望する生徒は、職員室前に設置している提出箱に申込書を提出。
・活動当日は、生徒は自分で活動場所へ行き、生徒が直接地域の人と打ち合わせや確認を行う。
・活動が始まってから、教師は現場に赴き、生徒たちに声をかける。
・後日、昼食時の校内放送や学校のホームページを通じて、活動の様子を伝える。その際、活動を見守った教師が感じたことや、地域の人からいただいた言葉を紹介して、生徒たちの次の活動意欲へとつなげている。
◇参加した生徒の様子
生徒は地域の活動を楽しみながら参加していました。最初は、ポイント付与がきっかけで参加した生徒も活動そのものを楽しむようになりました。地域の人から声をかけられ、自分たちの活動が地域の役に立ち、喜ばれていることを実感でき、次の活動への意欲につながっています。また、地域の人と顔なじみになることで、活動時以外にも声をかけてもらうなど、地域がより身近に感じられている様子がうかがえます。
◇先生の声 生徒に伝えたいこと
大野中学校 主幹教諭 結城和郎
「地域を愛し、愛される大野中になろう!」地域貢献活動の時に限らず、日頃から生徒たちに伝えている言葉です。「人は一人では生きていくことはできず、親や家族、地域の人など多くの人たちに温かく見守られているから安全・安心に生活ができる」ことを、地域貢献活動を通して生徒たちに実感してほしいと思っています。地域の人から温かく見守っていただいているからこそ、自分のできる範囲で地域に恩返しをする。人と人とのつながりを大切にし、人のために主体的に行動できる大野中生となってくれることを心から願っています。
問い合わせ先:パートナーシップ活動支援センター(PSセンター)
※各コミュニティセンター内
※次のコミュニティセンター休館日を除く
毎月第3火曜日(祝日の場合、翌日)、12/28~1/4
南【電話】596-0686
中央【電話】573-3127
東【電話】504-1428
北【電話】513-0099