- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県太宰府市
- 広報紙名 : 広報だざいふ 令和7年12月1日号
1995年の阪神・淡路大震災では、6,434人が亡くなり、その死因の約8割が家屋の倒壊や家具の転倒などによる圧死や窒息死でした。今後、発生が予想される警固断層による地震では、最大震度7の揺れが起こる可能性があり、家具や電化製品などが転倒・落下するおそれがあります。
いつか起きる地震に備えて、命を守る対策をとりましょう。
・・・とよく聞きますが、対策はお済みですか?
令和6年度太宰府まちづくり市民意識調査において、「家具の転落・転倒防止策をとっている」と回答した市民の割合は33.9%と低い状況です。また、内閣府の防災に関する世論調査(令和7年8月調査)において、「家具・家電などの固定ができていない理由」の1位は「やろうと思っているが先延ばしにしてしまっているから(38.3%)」となっています。わかってはいるけれど、なかなか取り組めないですよね。
そんな方には年末大掃除にあわせた『ついで防災』がおすすめです!
《年末大掃除にあわせた『ついで防災』》
・棚や冷蔵庫の上のほこりを掃除するときに『ついでに』家具・家電を固定しましょう。
・危ないところにある(倒れたらドアをふさぐ、寝ているところに倒れてくる)家具・家電は、掃除で動かす『ついでに』配置を換えましょう。
・窓ガラスを掃除する『ついでに』ガラス飛散防止フィルムを貼りましょう。
※転倒防止グッズ等はホームセンターやインターネットで購入できます。詳しくは「家具 転倒防止」で検索を!
▽震度7ってどのくらいの揺れ?(気象庁震度階級関連解説表)
・這わないと動くことができない。飛ばされることもある。
・固定していない家具のほとんどが移動したり、倒れたりし、飛ぶこともある。
・耐震性の低い木造建物は、傾くものや、倒れるものが多くなる。
・大きな地割れが生じたり、大規模な地滑りや山体の崩壊が発生したりすることがある。
