くらし (特集)きらめく新成人と町の未来(1)

今年度は503人の若者が20歳(はたち)を迎えます。今回の特集では、成人記念式典「はたちのつどい」の運営委員会の皆さんを中心に取材などを実施。このページでは志免町の新成人を代表して、志免東中学校と志免中学校の卒業生2人に運営委員が話を聞きました。それぞれが紡いできた歩みと、これから描く未来に迫ります。

■夢は4年後のオリンピック!
スピードスケートでオリンピック出場を目指す権丈さん。幼い頃から父と山登りをしたり、弟や妹とランニングをしたりと、体を動かすことが家族の日常だったといいます。
スケートとの出会いは、小学生のとき。父が勧めてくれた一枚のチラシが競技を始めるきっかけになったそうです。「中学時代は、勉強や生徒会活動に励みながらスケートの練習も頑張っていました。高校進学では、学業とスケートを両立できる環境を優先。学校から帰ったらダッシュで練習に行く毎日でした(笑)」と振り返ります。
「昨年の世界ジュニア選手権はけがの影響で補欠でした」と悔しそうに語る権丈さん。現在は回復し、大学に通いながら週6日の練習に励んでいます。「中学生の頃から目標にしている『オリンピック出場』を目指して、次の大会も頑張ります!」と前を見据えています。
「やめたいと思ったことは一度もありません。将来的には実業団に所属し、スケート選手として活躍したい」と語る権丈さん。けがで試合に出られなかった悔しさを力に変え、自炊による栄養管理を徹底しながら、日々の練習に向き合っています。挑戦を諦めず、夢に向かって進むその姿に、これからも温かい声援が寄せられそうです。
(志免東中学校出身 権丈若葉さん)

〇恩師との再会
中学卒業以来、5年ぶりに再会した2人。西先生にとって権丈さんは、新卒で初めて担任を任されたクラスの生徒。成長した姿を前に、「いつも笑顔で、見えないところで努力を続ける生徒でした。スケートはもちろん、勉強や生徒会活動にも全力で取り組んでいた姿をよく覚えています」と懐かしそうに話します。
一方、権丈さんも「優しい先生で、筆圧が強くてチョークをよく折っていたのを覚えています(笑)」と当時のエピソードを紹介。コロナ禍の学校生活や現在の挑戦にも話が弾む中、最後に「当時の頑張りが今につながっています。ぜひ続けてほしい」と西先生からエールがおくられました。

■「好き」を力に。エンジニアへの道
幼い頃から体を動かすことが好きだったという白土さん。小学生の頃はドッジボールクラブで厳しい練習を重ね、6年生のときには県大会4位に入賞しました。
中学ではサッカー部に入り、レギュラーを目指して練習の毎日。「部活のない日も友達と練習して頑張っていましたが、目標にしていた最後の中体連がコロナ禍で中止になり、とてもショックでした」と白土さん。一方で、自宅にあったパソコンに興味を持ち、夢中になって触っていたそうです。
エンジニアを志したのは高校時代。パソコンを学べるITコースへ進学し、勉強とアルバイトを両立しながら複数の資格を取得しました。また、地元の友だちとサッカーチームを結成して運動もしていたという白土さん。「今でも定期的に遊んでいます」と語りました。
現在は大学でプログラミングを学び、将来はシステムエンジニアとして活躍するのが夢。幼い頃から〝効率化〞が好きだったこともあり、自然とプログラミングに惹かれるようになったといいます。「きちんと働き、自立した姿を見せることが一番の親孝行だと思っています」と白土さん。「志免は歩けば友達に会えるし、思い出が詰まった大好きな町です」と笑顔を見せてくれました。
(志免中学校出身 白土遙己さん)

〇恩師との再会
中学卒業後も、懐かしの先生たちに会うために定期的に学校を訪れているという白土さん。成長を見届けてきた新保先生は「中学時代はよく怒られていたけれど、友達や家族に優しい生徒でしたね」と振り返り、顔つきが大人になったことにも変化を感じている様子。白土さんも「数学が好きになったのは先生のおかげ」と語り、分かりやすい授業が進路選択につながったそうです。「今も中学時代の仲間と仲が良くて」と話す白土さんの姿に、先生もうれしそう。最後に「やりたいことは迷わず挑戦してほしい。これからもっと難しい世界に進むと思うので、どんどん越えていってください」と、成長を願う思いを届けてくれました。