- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県志免町
- 広報紙名 : 広報しめまち 2026年1月号
新成人インタビュー企画
世利町長に聞く、志免町の未来
はたちのつどい運営委員の常盤春佳さんと吉村俊紀さんが、世利町長に突撃取材。志免町の魅力や未来、そして町長の歩んできた人生について、20歳ならではの視点で話を伺いました。
志免町長…世利良末
はたちのつどい運営委員長…志免中学校出身 常盤春佳
はたちのつどい運営副委員長…志免東中学校出身 吉村俊紀
■2025年の志免町とこれからの未来予想図
(運営委員(以下=委員))2025年はどんな年だと感じますか?
(町長)いのちを未来へつなぐことを実感した一年でした。「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げた大阪・関西万博の開催に加え、阪神・淡路大震災から30年、戦後80年と節目が続き、未来のために何を守り、何を伝えるかを考える機会が多かったと思います。
(委員)志免町で印象に残ったことは?
(町長)ようやくコロナが収束し、イベントの再開が本格化したことですね。祭りや敬老行事、子どもたちの集まり、スポーツなど、毎週末のように地域行事に参加させていただき、地域の賑わいと活力を感じました。100歳を迎えた人へのお祝いも印象的で、「100歳からピアノを始めた」という人も。
(委員)町が特に力を入れた事業は?
(町長)最も大きな事業は、町民センターの大規模改修です。耐震化・長寿命化を目的に約29億円を投じて2年余りかけて工事を進め、今後50年使える施設になりました。2人が準備している「はたちのつどい」は、1月に開館したばかりの町民センターで行います。また、教育現場では、児童生徒用タブレットの入れ替えや、議会からの提案を受けて全小中学校の体育館に空調設備を設置しました。
(委員)町長が感じる志免町の魅力は?
(町長)志免町はコンパクトさが魅力です。行政サービスや生活機能がギュッと集まっていて便利だし、何より人が良い。例えば地域のためにボランティア活動をしてくださる方も多く、助け合いの気持ちがしっかり根づいていますね。
(委員)今後どんな町にしたいですか?
(町長)交通環境をもっと良くしたいですね。県道68号線の渋滞対策として、「志免宇美線」の整備を進めています。
AIオンデマンドバス「のるーと」も運行台数を2台増やし、1月中旬からイオンモール福岡への乗り入れを予定しています。今後も関係機関と連携して、より利便性を高めていきたいですね。このような取り組みが進めば、志免町はもっと魅力的で長く住み続けたい町になっていくと思います。
■挑戦に遅すぎることはない。町長が語る未来へのヒント
(委員)町長はどんな20歳でしたか?
(町長)20歳の頃は、福岡の大学近くのアパートで1人暮らしをしていました。体育学部に所属し、陸上競技を中心にスポーツに打ち込む毎日でしたね。学生時代はまさにスポーツが生活の中心で、勉強よりも仲間と過ごす時間が多かったように思います。当時はフォークソングが流行していて、仲間とギターを弾きながら歌うのが何よりの楽しみでした。その頃の仲間とは、今でも年に一度集まるほどの深い絆があります。
(委員)将来、町長になることは想像していましたか?
(町長)まったく想像していませんでした。当時は保健体育の教員を目指していましたが、卒業後はまず民間のスポーツ関係の仕事に就きました。
その後、中学校で非常勤講師として勤務する機会をいただき、そこで出会った先生がロシアの日本人学校で教えていたんです。その話を聞いて、「海外で教えてみたい」と夢見たことを覚えています。
結局その夢が実現することはなく、やがて志免町役場に勤めることになりましたが、その時も町長になることは想像していませんでした。退職後にシーメイトの館長を務めた際、地域の課題や町を良くしたいという声に直接触れ、「これは変えなければ」という思いが芽生え、挑戦してみようと決意しました。大きなエネルギーが必要でしたが、人生に「遅すぎる」はありません。これからも、その思いを胸に前向きに歩んでいきたいと思っています。
(委員)今、もし20歳に戻れるとしたら?
(町長)正直に言えば、もう少し勉強しておけば良かったですね。努力できる時間は限られています。若い頃はその大切さに気付きにくいものですが、「やれるときにやる」ことこそが未来を変える力になると思います。もちろん遊びも大切ですし、仲間との時間もかけがえのないものです。でも、目の前の努力を惜しまないことが、きっと後悔しない人生につながります。今を生きる皆さんには、どうかそのことを心に留めて歩んでほしいですね。
■町長から新成人へ
時代はどんどん変化しています。その変化に対応できる力を身に付けることが、これからの社会を生きる上で何より大切です。だからこそ、新しい知識やスキルを積極的に取り入れながら、どんな時でも学び続ける姿勢を忘れず、自分自身の可能性を広げてほしいと思います。
もう一つ大切なのは〝健康〞です。体調管理をしっかり行い、無理なく続けられる運動を生活に取り入れてください。やはり体力が全ての基盤です。私も忙しい日々を過ごしていますが、体力がなければ仕事を続けることはできません。どうか、自分の心と体を大切にし、健康づくりを心がけてください。
■取材を終えて
20歳の節目に町長と直接お話しできたことは、とても貴重な経験でした。今回、町の取り組みを知ることで志免町への愛着が深まり、町長の温かい人柄にも触れることができました。「勉強を大切に」という町長の言葉を胸に、これからも努力を続けていきたいです。
(常盤春佳)
町長への取材を通して、志免町の魅力を改めて知り、「この町に生まれて良かった!」と感じました。また、町長の挑戦を続ける姿勢に感銘を受け、努力を重ねることの大切さも実感。20歳の節目に、大人としての責任を持ち、前向きに成長していきたいと思います。
(吉村俊紀)
