健康 夏本番前の熱中症に注意

熱中症とは、高温多湿な場所に長くいることによって、体の中に熱がこもった状態のことを言います。熱中症は夏になりやすいと思われている方も多いですが、夏本番前の時期でも熱中症になりやすいとされています。特に6月は梅雨の時期で、じめっとした湿気とともに気温が上がります。暑さに慣れていないこの時期は、うまく汗をかくことができずに体の中に熱がこもりやすくなります。日常生活の中で、気づかぬうちに脱水症状と体温上昇が進んでしまいます。いつも以上に体調の変化に気を付け、熱中症を予防しましょう。

■熱中症にならないために
◇食事 バランスの良い食事を心がけましょう。
・エネルギーを作り出す➡ビタミンB1(豚肉、大豆製品など)
・ストレスに強くなる➡ビタミンC(カラフルな夏野菜など)
・疲労回復➡クエン酸(梅干し、酢、レモンなど)
・こまめな水分補給➡のどの渇きを感じる前に補給しましょう。ミネラルたっぷりの麦茶がおすすめです。

◇環境
・屋内➡エアコン等で温度調整、遮光カーテン・すだれの利用、室温をこまめにチェック、WBGT値も参考にしましょう。
・屋外➡日傘や帽子の使用、日陰の利用とこまめな休憩、天気の良い日は外出を避けましょう。
・体に熱がこもらないために➡通気性の良い吸湿性・速乾性のある服を着用し、保冷剤、氷、冷たいタオルで体を冷やしましょう。

■WBGTとは?
熱中症の発症に関わっている(1)気温(2)湿度(3)日射(4)気流の4要素から熱中症を予防するための指標として活用されています。
・21〜25…注意
・25〜28…警戒
・28〜31…厳重警戒
・31〜…危険

問い合わせ:粕屋町健康づくり課(健康センター)
【電話】938-0258