- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県小竹町
- 広報紙名 : 広報こたけ ひまわりだより 令和7年4月号
3月定例会で、井上町長が令和7年度の町政施策に関する所信表明を行いました。
積極的にさらに一歩前へ進む、小竹町の発展に向けた主な町政施策をご紹介します。
令和7年度は、第5次小竹町総合計画(後期計画)5年の4年度目として、引き続き『住みたい!育てたい!訪ねたい!あなたが主役 幸せ実感 小竹町』を将来像に掲げ、町民のみなさまと理念を共有しながら施策を進めていきます。
今と将来の人口構成を見通し、社会情勢を的確に判断し、事実と数値に基づいて、小竹町にとって必要かつ求められる事業と、その事業形態、経営形態を取捨選択し、持続可能なまちづくりに努めます。
小竹町立病院の経営形態の変更に向けて、また、地域包括ケアシステムの実現に向けて、取り組んでいきます。最期まで安心して小竹町に住み続けることのできる町をめざします。
また、学校給食共同調理場を建替え、安心・安全な学校給食を提供するとともに、給食費の実質無償化を継続し、子育て世代の負担軽減を図ります。
さらに、子どもたちの学習環境を整えるために、小竹みらい小学校体育館と小竹中学校の体育館の空調整備に着手します。
そして、子育て世代が発信する「こんな子育て施策があればよい!」を的確にキャッチし、子育てしやすいまちづくりを進めます。子育て世代に「小竹町で子どもを育てたい!育ててよかった!」と感じてもらえる取組を進め、消滅可能性自治体からの脱却をめざします。
■子育て支援
◇切れ目のない支援
すべての子育て世代が安心して出産・子育てができるよう、子育て世代が発信する声を大事にします。また積極的に情報を発信し、「子ども 親 地域ともに育ちゆくまち“こたけ”」を目指します。
■障がい者福祉
◇誰もが幸せな社会へ
『第7期障がい福祉計画』および『第3期障がい児福祉計画』に基づき、個々の特性やライフステージに応じた福祉サービスを適切に安定して提供するとともに、相談支援体制の充実に努めます。
■環境衛生
◇資源循環の推進
家庭ごみの排出の抑制を促すとともに資源回収事業等による再資源化を推進します。ごみ処理、し尿や浄化槽汚泥の処理施設および火葬場については、関係市町と協議を行い適正な処理体制の確保に努めます。
■高齢者福祉
◇地域で安心して暮らし続ける
介護予防・健康づくり事業を実施するとともに、高齢者の居場所づくりや生きがい創出に関する事業を展開します。また、認知症に対する正しい理解促進のため講演会の実施や認知症カフェの拡大を図ります。
■健康対策
◇健康寿命の延伸へ
各種健康診査受診率の向上を図り、疾病の早期発見や重症化予防に努めます。予防接種事業では、新たに帯状疱疹(たいじょうほうしん)ワクチンの接種を対象となる人に実施します。
■住環境
◇移住定住施策の促進
令和6年度に若い世代や子育て世代を対象として実施したアンケート調査により、住環境におけるニーズを把握しました。人口減少対策およびより良い生活基盤の構築に向けて取り組んでいきます。
■農業振興
◇地域農業の活性化
新規就農者や農業後継者の参入・育成を推進し、生産者の所得向上につながる施策を進めます。農作物への有害鳥獣被害を低減するべく、捕獲や防除に加え、狩猟免許の新規取得に対する事業を展開していきます。
■水道事業
◇安定的な水の供給
人口減少に伴い給水収益が減少し、水道施設の老朽化が進行しており、事業経営が年々厳しさを増しています。独立採算が原則である水道事業の持続的な経営のため、料金水準の適正化に向けて、取り組んでいきます。
■学校教育
◇寄り添う学校運営
小竹みらい小学校が開校し、『かしこく、やさしく、たくましくふるさと小竹を大切にする子どもの育成』を学校の教育目標に掲げ、よりいっそう深い学びにつながるよう教育内容の充実に努めます。
■道路・橋梁整備
◇道路等を維持管理
高棚1号線道路改良工事や中島・芦北幹線、権現堂幹線などの道路舗装工事を実施します。橋梁の長寿命化対策については、橋梁の安全確保を行うため、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、計画的な維持管理に努めます。
■地域公共交通
◇誰もが移動しやすい社会
多角的な観点から利便性と効率性のバランスの取れた持続可能な交通網を構築することを目的として、本町の交通施策に関する課題の解決に向け、地域公共交通のあり方に関する『小竹町地域公共交通計画』を策定します。
■防災・消防
◇地域防災力の強化
災害に関する情報については、防災行政無線をはじめ、ホームページやSNS等のあらゆる手段を活用し、迅速かつ的確な伝達を行います。また、消防団については団員の加入促進および処遇改善に努めます。