- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県大木町
- 広報紙名 : 広報おおき 2025年9月号No.534
■地域と連携した部活動指導から国を超えたスポーツ交流へ
7月27日に大木中学校サッカー部の練習で、イタリアのサッカー指導者との交流が行われました。
交流したのは、ミラノ大学でスポーツサイエンスを学びながら、イタリアセリアAのクラブでジュニアサブトレーニングコーチをしているウォルテール・ツバサ・モスカティエロさん。旅行で来日中に、サッカー部部活動地域指導員の松岡祐弥(まつおかゆうや)さんを通じ、サッカー部と交流をしました。
この日、1~3年生の部員は、ツバサさんの練習プログラムを含めて練習を行いました。
交流した部員からは、「他の国のサッカーを経験できて良かった。この経験を自分たちだけでなく後輩に伝えていきたい」と感想が聞かれました。
現在、町では、中学校部活動の地域展開を始めています。これは、急激な少子化が進む中でも、子どもたちが継続的にスポーツ・文化活動に親しむ機会を確保・充実させるため、地域全体で子どもたちを育てていこうという方針のもと、地域との連携によって生徒の活動を支援していく取り組みです。
北原教育長は、「部活動地域連携を通して、学校だけでなく、地域の皆さんに町の子どもたちを応援していただけることが本当にありがたいです。子どもたちがたくさんの大人と関わることで、自尊心を高めることができ、故郷を思う気持ちも育っていきます。今回は、地域の人だけでなく国を超えて応援をいただき、子どもたちにとっても貴重な体験をさせていただきました。今後も多くの地域の方とのつながりができるよう努めていきたいと考えています」と話していました。