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■35年にわたる消防活動が評価

消防団第4分団の手嶋秀勝分団長が消防庁長官表彰永年勤続功労章を受章し、寺西町長から伝達されました。手嶋さんは平成2年に添田町消防団に入団、特に令和6年からは分団長として地域のために昼夜を問わず消防活動に努めていることが評価されました。「平成27年に起きた倉庫火災が心に残っています。出火から消火まで23時間におよぶ火災でしたが、団員の士気を下げることなく、体調、安全に配慮し行動しました。この経験が今の分団長の活動に活きています」と振り返り「今後も防災活動の際には団員の安全を第一に指揮を執ります」と笑顔で話してくれました。

■400段の石段を3基の神輿(みこし)が駆ける

4月12日、13日の2日間、英彦山神宮で神幸祭が行われました。重さ400キロの神輿3基が五穀豊穣(ごこくほうじょう)などを願い英彦山神宮奉幣殿から銅鳥居(かねのとりい)付近のお旅所まで、ミツマタが咲き誇る400段の石段を数える英彦山神宮参道を下る「お下り」が12日に、神輿が参道を上がり英彦山神宮奉幣殿に戻る「お上り」が13日に行われ、各日80人ほどの白い法被をまとった担ぎ手によって担がれました。神輿が無事奉納されると緑や赤の鮮やかな衣装をまとった4人の小学生による「稚児舞」や、伝統ある「まさかり舞」、「獅子舞」が奉納され、訪れた参拝者や見物客を魅了していました。

■満開のシャクナゲを空から見学

昨年から始まり今年で2回目の開催となる英彦山スロープカーお花見列車が4月19日、20日に運行されました。桜が飾られ、通常とは違った様子のスロープカー車両内。お花見列車ではシャクナゲなどが満開の英彦山花園上空や、ミツマタの花が満開の神駅付近で一時停止し、用意された焼き芋やアイス、チーズケーキなどのスイーツを美しい景色とともに楽しみます。北九州市から訪れた島野さん、太田さん、小野山さんの仲良し3人組は「スロープカーはよく乗りますが、今日は特別に車内で花を見ながら美味しいスイーツを頂けてよかったです」と笑顔で話してくれました。

■木の香りに包まれた学校が開校

児童生徒が使用するイスや、校舎内壁などに添田産の木材をふんだんに使用した添田小学校・中学校落成式が4月5日に開かれました。式には田川地区の町村長や議会議長ら約100人が出席。最初に寺西町長が「5つの小学校の統合は避けられない現実で苦渋を伴う重い判断でした。学校は単なる学びの場ではなく、地域の宝です。教育環境の整ったこの新校舎でお互いを尊重しながら社会性豊かな子どもを育みます」と式辞を述べました。式典後は見学会も開催され、小学校の特徴でもある教室と廊下の間仕切りがなく、広く開放的な空間に参加者は興味を示していました。

■イベント盛りだくさんの中島家

毎月多様なイベントが開催されている国指定重要文化財中島家住宅。3月15日から4月13日までは「私の好きな一文字作品展」が行われ、お気に入りの一文字が書かれた色紙が所狭しと居間に飾られ、訪れた人を楽しませました。4月19日からは毎年恒例の中島家に持ち寄られた五月人形を飾る「端午の節句に遊ぶ」を開催。期間中の20日には「中島家演奏会」も開かれ、2つの団体によって演奏が披露されました。大正琴で愛のロマンスなど10曲を、オカリナでうれしいひなまつりなど9曲が演奏され、懐かしい歌に口ずさむ姿も見られ笑顔あふれる和やかなひとときとなりました。

■旋律で感じる添田と東峰の魅力

オークホールで3月30日、日田彦山線沿線地域振興事業実行委員会による、沿線の地域振興や移住定住促進を目的としたAIR(Artist in Residence〔アーティスト・イン・レジデンス〕)事業のコンサート「4人の作曲家と宮川彬良」が開かれました。コンサートでは事業に参加した4人の作曲家が添田町と東峰村に4か月間滞在し、自然や歴史・文化に触れながら、地域住民との交流を通して生まれた楽曲を九州交響楽団の演奏で初披露。フィナーレは、作曲家宮川彬良さんの代表曲である「マツケンサンバII」が演奏され、満員となった会場は大盛り上がりとなりました。

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