くらし ~九州一小さな町のミライへの挑戦~さぁ「今」はじめよう「未来」のために。Vol.4

“誰ひとり取り残さない”社会を目指すための世界共通の目標が「SDGs」。
吉富町は国から「SDGs未来都市」の選定を受け「環境にやさしい社会」「地域共生社会」「活力ある経済活動」の3つが調和した暮らしやすいまちづくりを目指しています。

【6】安全な水とトイレを世界中に
◇key word
「町で1日に使われる水道水」
プール約5杯分
※25m×13m×1.1m

◇私たちができること
・蛇口はこまめに閉める
・食器洗いはため洗いをする
・食べ残しや使用済みの油を排水管に流さない
・洗剤やシャンプーを使いすぎない

◇町の取り組み
・水道水や浄水池の水質検査
・下水道の整備
・水道管の更新
・上下水道施設の耐震化

SDGsの目標6
蛇口をひねれば水が出る、当たり前の事のようですが、実は水道水をそのまま飲むことができる国は世界中に12ヶ国しかありません。サイエンス誌の研究報告では、世界中では44億人が安全な飲料水を確保できておらず、特にアフリカ南部や南アジアでは多くの人が未処理の河川水や井戸水を使用していることから、深刻な健康課題に直面しています。また、国際児童基金(ユニセフ)によれば34億人が安全に管理されたトイレを持たず、中でも屋外排泄を余儀なくされている地域では、さまざまな感染症の拡大が懸念されます。
私たちは安心して水道水が飲めることに感謝し、水を大切にする気持ちを持ち続けましょう。

【7】エネルギーをみんなにそしてクリーンに
◇key word
「GX」
グリーントランスフォーメーションの略。
化石燃料をクリーンエネルギーに転換して、脱炭素社会をつくる仕組み。

◇私たちができること
・公共交通を利用する
・省エネ性能の高い家電を使用する
・エアコンを適切な温度に設定する
・照明をLEDに取り換える
・テレビを消すときは主電源を切る

◇町の取り組み
・EV車の導入
・公共施設のLED化の推進
・公共施設に太陽光発電の設置(フォーユー会館、小中学校)
・「吉富モデル(※)」空調機器更新
・エコまちプロジェクトの実施
(※)空調機器の省エネ化、再エネ100%の電力利用

SDGsの目標7
私たちの生活に欠かせない電気やガスですが、世界に目を向けると約6億7500万人が電気を使えず、約28億人が石炭や薪など有毒で環境に害を及ぼす燃料に頼っており、有毒な燃料の室内使用による健康被害で年間約400万人が命を落としています。また、電気をつくる過程では二酸化炭素などの温室効果ガスが発生し、地球温暖化を加速させています。このため、日本ではGX実現のために再生可能エネルギーである太陽光、風力、水素などの普及を進めています。町でも「脱炭素日本一」を目指し、EV車の導入、公共施設の省エネ化の推進、エコまちプロジェクトなどを積極展開中!私たち一人ひとりも節電や効率よくエネルギーを使うことを心がけましょう。