- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県築上町
- 広報紙名 : 広報ちくじょう 2025年11月号(252号)
9月18日、19日の2日間、築城中学校の3年生6人が役場で職場体験学習をしました。中学校では働く意義を学び、郷土のよさを知りながら地域の中で人の役に立つ喜びを体験するために、この学習が行われています。6人は役場の複数の部署に分かれて、基本的な業務を体験しました。
今回はその中から、まちづくり振興課で、空き家バンクの仕事と観光や広報にまつわる仕事を体験した2人のレポートを、体験中に撮影した写真とともにご紹介します。
■田村留美(たむら るみ)さん
◇観光施設はどんなところだった?
船迫窯跡公園と旧藏内邸に行きました。船迫窯跡公園で印象に残ったことは甕棺という亡くなった人を埋葬するために使っていた大きな土器です。弥生時代のものが今もきれいに残っていることと、この中に亡くなった人を入れて埋葬していることを知って驚きました。旧藏内邸では、金唐革紙が和紙でできていることにとても驚きました。説明を受けながら見学して旧藏内邸の歴史やどういう思いがあって作られたのかを詳しく知ることができました。とてもきれいでまた行ってみたいと思いました。
◇職場体験の感想
職場体験を通して、地域の歴史や環境をより深く知ることができました。写真や文章だけでは伝わらないすばらしさを実感することができました。
町を見学して最も感動したのは自然です。花や木などの植物、川や滝などの流れ。自然は町一番の魅力だと感じました。そして、築上町のことをもっと知り、多くの人に魅力を知ってもらいたいと思いました。広報では築上町の情報や魅力を多くの人に共有することができます。その影響で、たくさんの人に築上町のことを知ってもらえるということは、すてきなことだと思いました。
■野正桜愛(のまさ るな)さん
◇観光施設はどんなところだった?
一番印象に残っているところは旧藏内邸です。明治時代の木造建築がそのまま保存されており、当時の雰囲気を全身で感じることができました。広大な敷地に見事な建築と庭園があり、迫力がありました。歴史を感じさせる静かな空間で、旧藏内邸の説明を聞きながらじっくり見学して、とても有意義な時間を過ごすことができました。
◇職場体験の感想
2日間、職場体験をさせていただき、仕事のやりがいや大変さを実感することができました。空き家から小学校・中学校までの時間を調べたり、現地に行って写真を撮りサイトでまとめたりするなど、様々なことを友達と協力してやり遂げたけど、とても大変でした。体験する中で、このような大変な仕事を毎日こなしている職場の人たちを私は心から尊敬しました。観光施設にも行きましたが、とても楽しかったです。実際に行くことで、写真や文章だけではわからない良さを感じることができ、とても良い経験となりました。築上町にはたくさんの魅力が詰まっているので、多くの人にぜひ知ってもらい、訪れてもらいたいです。
