- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県嬉野市
- 広報紙名 : 市報うれしの 2025年6月号
食べ物をよく噛み、味わい、口から取り込むことは豊かな食生活の基本です。噛むことはお口の機能の発達や維持に欠かせません。歯の健康を保つためにも、日頃からよく噛む習慣を身につけましょう。
◆よく噛むといいことがたくさん!
《虫歯予防》
噛むことによって出た唾液の働きで、虫歯を予防します。
《食べ物の消化を助ける》
よく噛んで唾液と混ぜ合わせることによって、飲み込みやすく、消化しやすくなります。
《肥満予防》
よく噛んでゆっくり食べることで、早食いを防止し、満腹感が得られやすくなるので、肥満予防に効果的です。
《脳を刺激、活性化》
あごの筋肉を動かすことで脳の血流量が増え、脳を活性化します。
◆噛む回数を増やすポイント!
《調理の工夫》
・少し大きめに切る
・少し硬めにゆでる
・サラダや煮物、炒め物など様々な調理法で調理する
・子どもや高齢者は噛む力・飲み込む力にあった調理の工夫をしましょう
《食材の工夫》
・弾力のある食材や食物繊維の多い食材(根菜類、豆類、きのこ類など)を入れる
・食感の違う食材を組み合わせる
◆みんなで目指しましょう!!
《噛ミング30》
「一口30回以上噛んで食べましょう!」という目標です。食べ物を30回以上噛んで食べることにより、唾液が十分に分泌されます。子どもの頃から「カミング30」を意識し正しい食べ方を身につけることで、生涯の歯と口の健康につながります。
《8020運動》
「80歳までに20本の歯を残しましょう!」という目標です。自分の歯が20本以上あれば、しっかり噛むことができ、おいしく食事ができます。一方で口の機能が低下し、うまく噛めなくなると低栄養になりやすくなります。心身の健康を保つためにもよく噛むことを意識し、定期的に歯科医院を受診しましょう。