くらし 令和7年度財政事情の公表(1)

「ひとよし・まちよし・住んでよし 快適ふるさと吉野ヶ里」

【一般会計当初予算】
163億1,971万9千円(対前年比44.4%増)

令和7年度当初予算が、3月定例町議会で審議され、3月17日に可決されました。ここでは、地方自治法第243条の3第1項並びに町財政事情の作成及び公表に関する条例の規定に基づき、本町の財政事情を公表します。
令和7年度一般会計当初予算総額は163億1,971万9千円で、前年度当初予算に比べ50億2,016万4千円(44.4%)増加しました。増加の主な要因は、統合庁舎整備事業において30億3,227万6千円の増、ふるさと応援寄附金事業で約10億円の増、その他物価高騰による物件費の増によるものです。

■歳入

◇歳入自主財源
自主財源では、町税が24億2,609万4千円で、1億6,430万9千円(7.3%)の増。うち町民税は1億523万7千円(11.4%)増加を見込んでいます。繰入金は、統合庁舎整備事業の財源として公用及び公共用施設建設基金からの基金繰入金の増により31億3,050万9千円で、18億2,489万5千円(139.8%)の増。寄付金は、ふるさと応援寄附金等で30億261万7千円を見込んでいます。結果、自主財源は30億635万2千円(49.7%)増加し、90億4,996万1千円となっています。

◇歳入依存財源
依存財源では、国庫支出金が、デジタル基盤改革支援補助金、子どものための教育・保育給付費負担金などにより16億5,493万3千円で、3億9,664万円(31.5%)の増。県支出金は、埋蔵文化財調査県委託金、佐賀県地域医療介護総合確保基金事業補助金などにより、10億7,260万1千円で、2億5,747万8千円(31.6%)の増を見込んでいます。町債は、統合庁舎建設による合併特例債が増加したことにより17億5,480万円で、14憶7,592万2千円(529.2%)の増を見込んでいます。依存財源は、これらを主要因として20億1,381万2千円(38.3%)増加し、72億6,975万8千円となっています。

■歳出(性質別)

◇歳出性質別
歳出の性質別では、義務的経費が45億7,484万9千円で、3億9,356万6千円(9.4%)の増。うち人件費が最低賃金額改定増等により14億9,364万1千円で、4,531万円(3.1%)の増。扶助費が特定教育・保育施設施設型給付費負担金や障害者自立支援給付費等の増などから23億577万6千円で、3億8,293万円(19.9%)の増。公債費は7億7,543万2千円で、3,467万4千円(4.3%)減少する見込みです。投資的経費は、統合庁舎建設に伴う普通建設事業の増加により40億2,692万円で、31億9,862万4千円(386.2%)の増。その他の行政経費は77億1,795万円で、14億2,797万4千円(22.7%)の増。うち物件費は、ふるさと応援寄附の返礼品費などにより42億9,840万6千円で、13億6,609万1千円(46.6%)の増。積立金は、ふるさと応援寄附基金の積立金増などにより12億9,187万2千円で、4億341万円(45.4%)増加する見込みです。

◇歳出目的別
歳出の目的別では、総務費が77億9,035万3千円で、うち総務管理費は、ふるさと応援寄附事業費や、統合庁舎整備事業費、情報化推進費の増などにより75億8,336万円で、44億3,710万9千円(132.3%)増加する見込みです。民生費は34億5,951万8千円で、3億5,183万1千円(11.3%)の増。うち社会福祉費は、佐賀県地域医療介護総合確保基金事業補助金などの増により19億4,951万5千円で、8,119万9千円(4.3%)の増、児童福祉費においては、特定教育・保育施設施設型給付費負担金などの増により15憶713万円、2億6,945万8千円(21.8%)の増となっています。商工費は、2億4,550万9千円、6,879万3千円(38.9%)の増となっています。うち、森林体験施設管理費においてフォレストアドベンチャーに新たなコース整備を予定しています。